時の過ぎゆく速さに驚き
12月に入ると、年末に向けての大掃除が始まる。今日の予定は半日だけ掃除や整理を行うと決めていた。しかし、やり始めると整理しなければならないところがたくさん出てきて昼には終われなかった。
アルバムを整理していると、思わず写真に見とれてしまって時間を費やしてしまうことが多かった。3人の子ども達の幼児期、少年期の写真があり、そこに写っている私や妻の姿はとても若い。
家族で北海道を旅した写真を見ていると、小樽、札幌、富良野、宗谷岬、網走、知床、釧路、十勝、函館……と、家族五人が10日間の北海道旅行をした日々が思い出される。
時の経つのは早いものだ。いつの間にか3人の子ども達は高校、大学と進み、就職して社会人となった。そして、孫達が小学校へ入り始めた。私達が繰り返したように繰り返すのだろうか。済んでしまえば早かったが、それぞれの時期にそれなりの苦労と喜びがあった。
子ども達の残したモノ
子ども達は、大学時代にそれぞれが一人暮らしをしたために、我が家にはいろんなモノが残されてる。子ども達の学習机も三つある。一つは家内の机になっているが、後の二つは捨てられずにそれなりのスペースを独占している。
他にも、本箱、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、電気こたつ、そして、鞄や書籍やCD……、かなりのモノは捨てたがまだまだ残っている。どれも使えるから始末が悪い。テレビやパソコンなどはとっくに始末したが始末できないモノがあるから怖い。
その他、子ども達の残していったたくさんの衣類がある。自分の衣類もたくさんある。昨年3月までの私のユニフォームだった背広もたくさんある。何度か捨てたが、まだまだ残っている。何とかしなければ……。最近の私のユニフォームは作業服だから。
私は写真が好きだったから、自分で引延機等の機器を持ち、白黒写真だが、自分で焼き増しなどを行っていた。記念にと思って子ども達写真をたくさん撮った。そのため、たくさんのアルバムがある。
今後これらはどうなるのだろうか。捨てられずにいる。その上、最近はデジカメになったのでフィルムを気にすることなく撮り続けているので、孫達のものを含め膨大な写真データがある。パソコンのハードディスクに収まらず、数台の1テラバイトのハードディスクや数台の数百ギガのハードディスクに保存している。
そして、これらは今も増え続けている。整理する時間ももったいないくらいで増えるばかりである。
情報過多になっている。何もない部屋にあこがれるが、簡単にはそうできない。今年の年末も、昨年まで残したモノの中から、少しは減らしたい。軽トラックいっぱいに積んで廃棄物処分場へ行くのはとても気持ちがよいものだ。
それにしても、時の過ぎゆく速さは年々速くなるようだ。時間に流されずに、自分のペースで過ごしたいものだ。平凡な毎日を大切にしながら。
(日記 午前9時頃から、午後4時頃まで家の二階のせいろ0整頓と掃除。年末に向けての“断捨離”実行だ。しかし、思うようには進まず、ついつい昔のモノに目を奪われて手が止まってしまう。午後4時からは、オカリナのクリスマスソングの楽譜書き。)