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Archive for 12月 12th, 2011

懐かしき友来る

12 12月

笑い声の絶えない雑談
   昔、大野高校で受け持った二人の女性が私の事務所へやって来た。私は、“教え子”という言葉が好きではない。特に、教師の側からこの言葉を使うことは特に避けたいと思っている。

  “教え子”というの言葉の中には、「教えてやった」というニュアンスが含まれているように思うからだ。一方、生徒の側から、“教え子”という言葉を使う場合には、「教えていただいた」というニュアンスがあるように思う。

  二人は、大野高校在職中、二度目に受け持った子ども達だった。彼女たちが在学中に、大野高校は、野球で二度甲子園に出場しているのだ。二人とも2児の母親だ。子育ては、別の意味で難しい時期に入るのだ。

  二人ともとても明るく、笑顔が絶えない楽しい時間を持つことができた。二人と私の関係は、20年前のあの頃と、少しも変わっていなかった。互いに素の自分を出すことができ、雑談や真面目な話に夢中になることができた。

大野高校を卒業してから20年ほど経過している二人。気持ちと間柄はあの頃と少しも変わらない。

  私が思うことは、仕事や子育てに夢中になっていれば安心できる時期かもしれないが、それ以外に自分が生き甲斐を持てるものを何か持ってほしいと願う。退職したり、子どもが手から離れたときに空しくならないようにとのも気持ちからだ。

  また、雑談の中で、私は「バランスを取ることの大切さ」について話し合った。これは、毎週月曜日に和太鼓を教えに行っている北部中学校の子ども達にも話したことだが。

  「体育的なこと」と「文化的なこと」、「肉体的なこと」と「精神的なこと」のバランスが必要だと思う。スポーツ選手も文化的なことを大切にしてほしいし、文化芸術に取り組んでいる人も体育的なこと、運動的なことも大切にしてほしいと思う。

  「デジタル」と「アナログ」、「個人的なこと」と「社会的なこと」、これらのバランスはよりよい社会人になるためには必要なことだと思う。どちらかに偏っていては、人間の幅ができない。最近、デジタルに傾きすぎるきらいがあり非人間的になっていくようだ。

 子どもなら、「一人で遊べること」と「仲間で遊べること」のバランスも必要だ。どちらかに偏っていては、将来健全に育たないように思う。仲間でしか遊べない子どもは少なくない。家にいられないので常に、仲間といなければ落ち着かないようでは困る。

  食べ物も「肉」と「野菜」のバランスが必要だろうし、「乗り物に乗ること」と「自分の足で歩くこと」のバランスも必要だ。脳の使い方もそうだろう。「左脳」と「右脳」のバランスが必要だ。どちらかに偏ることは健康的にも、よくないだろう。

  彼女たちは、子どもが学校から帰ってくると言うことで4時過ぎに帰って行った。「また来るから」と言う言葉を残して。昨日、家内が、「昔の生徒さんが尋ねてくるなんて幸せなことだと思わなきゃ」と私に行ったが、その通りかもしれない。

クリスマスのための練習をするオカリナの仲間達。

(日記 午前中、短時間、事務所の掃除。午後11時過ぎに北部中学校の「和太鼓」の授業に出かける。今年最後の授業だ。子ども達と楽しく過ごすことができた。10月の半ばから始めて1曲をマスターすることができた。発表の機会がほしいところだ。午後1時半頃、大野高校時代に受け持った二人の女性がやってきた。いろんな話しをしてとても楽しい時間を持つことができた。午後7時半からオカリナ教室。クリスマス曲の練習。今シーズン後2回の出番の練習をした。)

 
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