RSS
 

Archive for the ‘農作業’ Category

商品か食品か

31 3月

目に見えない汚染
 家庭菜園のように規模の小さな野菜栽培でも、作物の「病気」、「鳥獣害や虫害」、「雑草」が気になり、肥料についてもいろいろ考えることがある。

 たとえ、家庭菜園といえども、これらを全く使わないで作物を栽培することは困難だ。せめて、自分の食べるものについては、多少見かけはよくなくても、低農薬で栽培したいと思う。

 自分で全ての野菜を栽培することができないため、かなりの野菜は店で購入しなければならない。そこでいつも考えるのは、私たちは「食品」を買っているのか、「商品」を買っているのかということだ。

 綺麗なキャベツ、綺麗なトウモロコシ、綺麗な果物、綺麗な……、きっと農薬まみれだろうなと心のどこかでは思っている。でも、食べないわけにはいかないので買わざるを得ない。

 季節によっても違うが、畑を耕したり、種を蒔いたりすると必ず現れるのはカラスか蝶だ。カラスは掘り起こした地面の中から現れる虫やカエルなどを待ち構えているようだ。

 蝶の場合は耕しているときにもよく現れるし、大根や白菜などが成長し始めると蝶がつがいで現れる。きっと卵を産み付ける場所を探しているのではないかと思われる。白菜なども、蝶にやられないようにネットを張ったりしているが、成長すると虫の被害に遭うことが少なくない。

始末の悪い病気
 素人が野菜を栽培していて一番困るのは、様々な作物の病気だ。手遅れになったら全滅しかねない。全てを諦めるか農薬に頼るかだ。農薬に頼っても必ずしも治るものでもない。

 これらを防止するのに一番手っ取り早いのは、様々な薬品類だ。生姜なども、産地では数十回消毒すると言うし、外国産の残留農薬もよく話題になる。

 自家用ならともかく、商品作物となると、そのほとんどにこうした農薬が使われると思った方がよいだろう。安全基準が示されてはいるが、それらが守られているのか、また、その安全基準が正しいのかも分からない。果たしてどこまで安全かも分からない。

 攻めて、自家用の野菜だけは自分が食べるだけに、少しぐらいの見かけの悪さは我慢している。一部が虫に食われたトウモロコシでも農薬まみれの綺麗なモノよりはましだろうと自分を納得させている。

 今年も、いよいよ家庭菜園の季節が始まった。せめて、自分の食べるものだけは、農薬まみれにしたくはないし、有機肥料に少しの化学肥料だけで加えて、楽しみながら畑作業にあたりたいものだ。

 
 

ショウガの種の保管(実験)

22 8月

第1期生、第2期生の種が順調に成長

初代種より収穫したショウガ

初代種より収穫したショウガ

私の住む片瀬はショウガの産地だった。今から100年ほどの前の若者達が書いた書籍「片瀬誌」に産地であったことが書かれている。

私の子供の頃には、祖母が大野・勝山地区はもちろんのこと永平寺、松岡町、美山、上庄地区へ売り歩いていたのを覚えている。

しかし、一つの弱点は“種ショウガ”を自分では保管できずに他地区から購入していることだ。自前の種でショウガを栽培できたらこれほどうれしいことはない。

初代種より収穫した新ショウガ。みずみずしくてとても柔らかで美味しかった。

初代種より収穫した新ショウガ。みずみずしくてとても柔らかで美味しかった。

私は、ショウガ研究のために、家内と二人で出雲大社の近くの出雲市斐川町出西地区へ車で出かけた。そして、道の駅やあちこちで聞きながらアポなしに出西ショウガ組合長の永富さん宅へ辿り着いた。

そしてショウガについてあれこれ聞かせていただくことができた。「出西ショウガ」に目を付けた理由は、テレビ番組でベッキーやカバちゃん達が出西ショウガを紹介していたからだ。

その後、村のSさんも種を自分で保管していると聞いたので、もしかしたら冬期に一定の温度さえあれば、自分でもショウガの種を保管できるのではないかと考えて一昨年からショウガ種の保管実験に着手。

昨年は自前の種と購入した種が半々だったが、今年は、すべて自前の種でショウガの栽培実験を行っている。今のところ生育は順調だ。私の実験の狙いは二つ。

1.シュウガ種を自前で保管して使うこと
 2.ショウガを早く成長させること

少なくとも、今年に関しては、1は完全にできているし、2もこれまでは神明神社の祭礼(9月18日)あたりからショウガを収穫し始めていたが、今年はすでに1ヶ月早くから収穫している。私のショウガの初収穫は8月16日だった。

今後何が起こるかわからない(全滅するかもしれない)が、これからも実験を続けていこうと思っている。毎日「新ショウガの一夜味噌漬け」を食べているが、最高である。これ

種の保管と植え付け

種の保管と植え付け、そして初収穫の2代目種による新ショウガ。

には家内も満足しているようだ。今月中には、紅ショウガも酢漬けも作る予定。何よりも、毎日ショウガを食べられるのは最高。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショウガの出荷をする出西ショウガ組合長の永富さんの奥様。(2009年8月28日)

ショウガの出荷をする出西ショウガ組合長の永富さんの奥様。(2009年8月28日)

 
 

農業の明日

04 2月

『農事組合法人かたせ』の監査
私は、村の『農事組合法人かたせ』の監査委員になっている。今日は、集会場でTさんといっしょに監査を行った。農業従事者が高齢化し、後継者もいない地区の田畑を守るために、組織を作って米作りを続けているが、中心になって活動している者も高齢化している。

そんな中で、今年の米の収穫量も少なかった上に、JAへの売り渡し価格も下落し、経営的にはなかった。補助金がなかったら、赤字になっていただろうと思う。私達は、収穫した米をそれなりの価格で購入している。「縁故米」として親戚等にはさらにその価格より少し高めに販売している。いずれにJAへの売り渡し価格よりは、かなり高めである。

そして、利益のいくらかは今後のために蓄え、さらに組合員に配当金として配っている。少しでも、法人の利益を上げるためには、一般の人たちへの販売量を増やさなければならない。

当番として、組合の稲刈りの助手を務めた。(2014.9.28)

当番として、組合の稲刈りの助手を務めた。(2014.9.28)

このあたりのことを監査の後、話し合った。HPで知らせる程度では簡単に販売量を増やすことはできない。なぜならば、私達の米を買って下さる可能性ある人達は、おそらくネットを見ない人が多いのではないかと思う。

こうしたとき、私達のような小規模な組合ではものを販売するには、大手の流通に乗せることは不可能であろうし、また,乗せた場合には安価でしか引き取ってもらえないであろう。収穫量から言っても、私達個々の人間関係、ネットワークによって販売するのが有効ではないかと思うのだが、どうなんだろうか。ただし、購入者には、価格面、または何らかの農産物などによる付加価値が必要ではないかと思う。

(日記 午前中、紙芝居の絵の印刷作業。厚紙にA3ノビで印刷した。衆院の予算委員会を聴きながらの作業だった。午後は、天気もよかったので、ウオーキング。事務所に車を置いて市街地をウオーキング。市街地の商店街も、少しずつ住宅地が抜けて駐車場になっていくようだ。午後6時より集会場で『農事組合法人かたせ』の監査。)

 
 

収穫感謝祭

30 11月

米価の下がる中で農業を守る

そば切り、そして餅つき。私は臼取り。

そば切り、そして餅つき。私は臼取り。

 今日は、村で作った『農事組合法人かたせ』の収穫感謝祭。私は、膝の手術をした後なので、今日はいつものソバ打ちではなく、そば切りを行った。たくさんのそばを切ったので、指に血豆ができた。

 その後、餅つき。男二人と子どもで餅をついた。私は、臼取り。昔は、母や祖母がやっていた仕事だ。美味しそうな餅がつきあがった。農舎では里芋を始め、野菜の販売。

 その後、集会場で収穫を感謝して宴会。打ち立てのソバ、里芋の煮っ転がし、焼き鳥、イノシシ肉の焼き肉、漬け物などがあり、酒とビールを飲みながら歓談。子どもたちも参加し、県議、市議も加わり、賑やかに収穫を感謝。その後、ビンゴで商品ゲット。

 後継者不足の農業ではあるが、何とか村で組合を作って、こうして収穫を感謝できることはよいことだ。私も、田植えや稲刈りには人足として参加した。

家内は農舎で野菜販売の手伝い。

家内は農舎で野菜販売の手伝い。

 間もなく衆院選挙。農業についてあれこれ各党が述べているが、農業のことを知っている人はどれだけいるのだろうか。農業まではアベノミクスが届いていない。米価は一俵あたり2000円も下がったのだ。今日は、そんなことは別にして、みんな楽しく収穫を感謝し、楽しいひとときを送った。

(日記 午前中は、私は、集会場で収穫感謝祭の準備。今日はそば切り、餅つきなどを行った。家内は、組合の農舎で野菜の販売に出かけた。午前11時からは、全員が集会場に集まり、収穫感謝祭。腹一杯いろんなものを食べることができた。午後3時頃から、自転車で事務所へ行き数学。家内は野菜の収穫。途中で、トマトの支柱を解体。充実した一日だった。)

 

収穫感謝祭スナップ。ソバ打ち、焼き鳥、宴会。楽しい収穫感謝祭だった。

収穫感謝祭スナップ。ソバ打ち、焼き鳥、宴会。楽しい収穫感謝祭だった。

 
 

里芋の収穫

11 11月

「芋と生姜と旨い米」
 家庭菜園といえども、天候に左右される。明日から天気が悪くなるというので、今日は残りの里芋を全て収穫すると決めた。晩秋の太陽の下、ラジオを聞きながらの里芋収穫作業はとても気持ちがよい。

秋空の下、今年最後の里芋の収穫。

秋空の下、今年最後の里芋の収穫。

 昨年は里芋を作りすぎたので、今年は少し量を減らした。9月の終わりから少しずつ収穫を始めて今日が最終日だ。やはり食べるのは旬のものが最高だ。

 里芋は、堅さの好み料理法も地方によってはずいぶん違うようだ。私たち片瀬の者は、堅い芋が好きな者が多いようだ。また、料理法は、皮をむかずに洗って煮っ転がしにするのが最高だと思っている。 都会の方では、大きな里芋の皮をむいて料理すると聞いている。私たちは、里芋の皮をむかずに芋洗い機などで洗うので、小芋の方が美味しいと思っている。

 この里芋だが、昔は芋穴に貯蔵していた。玄関の床の下に大きな穴が掘ってあり、そこへ土のついたままの里芋を保存していたのだ。今でもこの方法で里芋を保存している人も少なくないだろう。我が家では改築したときに、芋穴を埋めてしまったので、今は冷凍庫で保存している。しかし、旬のものとはずいぶん味が違う。

秋ジャガイモの試し掘り。でっかいじゃがいもが収穫できそうだ。

秋ジャガイモの試し掘り。でっかいじゃがいもが収穫できそうだ。

 今日は里芋収穫の最終日。何人かに里芋を配った。私は、農作物を作っても、ほとんどが自家用か子どもたちや知人や親戚に配るだけだ。配るものがあるのは嬉しい。明日は、福井の知人に持って行くつもりだ。今年も、美味しい里芋が食べられて大満足。美味しい里芋が夕食の食卓に上った。大満足。

(日記 朝一に、電話をしたり、書類を書いたり事務処理。その後、里芋の収穫。天気がよくてとてもよかった。午後は、公民館で文化祭の臨時実行委員会。どうしたら、準備のことや文化祭を盛り上げるための話し合い。少しでも文化祭を盛り上げたいと思う。)

 
 

柿はいりませんか?

30 10月

柿が大豊作
 いつもの年なら、実った柿を長い期間にわたって食べるのだが、今年はそうはいかない。なぜなら今年は、餌を求めて熊が人里へ出てくるからだ。

たくさん採れた柿。まだまだ食べきれないほどある。

たくさん採れた柿。まだまだ食べきれないほどある。

 そこで、連日、市の広報車が市内を巡回して「熊に気をつけて下さい」と触れ回っている。実のなる柿などは早く処分しなければ熊をおびき寄せたりすることになるからだ。

 そこで、今日は、たわわに実った柿の枝を切り落とした。かなりの重労働だった。おまけに、美味しそうな柿が食べきれないほど採れた。

 道行く知らない人、村のお年寄り、家へやって来た電気屋さん、……、いろんな人にお願いしてもらっていただいた。美味しいからと二度あげた人もいた。

 太鼓のメンバーのSさんに電話をすると、仕事帰りに家へ寄って柿を持って行ってくれた。喜ばれる人に家で採れたものを差し上げることは楽しいことだ。

3年ほど前に新たに植えたキウイの木にも実がなり始めた。今日はリンゴと一緒に第一回目の追熟。

3年ほど前に新たに植えたキウイの木にも実がなり始めた。今日はリンゴと一緒に第一回目の追熟。

(日記 午前中は、今を掃除して、冬バージョンにした。と言っても、ソファーの一部を片付けてこたつを設置しただけだが。午後は、柿の木の枝きり。たくさんの実も収穫することができた。柿の枝は、軽トラに積んで、大野のゴミ処分場へ運んだ。夜は、「銭太鼓保存会」の練習会。一日があっという間に過ぎてしまった。)

 

籾殻燻炭の効用

29 10月

ニンニクとタマネギに籾殻燻炭をまく
 今年も2回にわたって「籾殻燻炭」を作った。そして、今日、それらをニンニクとタマネギの苗の周囲にまいた。

 燻炭が、作物の栄養になるとは思わないが、作物には好影響があると思っている。私が理解していることは、燻炭も炭の一種なので、植物の生長によい影響を与える微生物の住み処になるのではないかと思っている。

 また、食べられるものではないので、虫よけにもなるのではと思っている。そんなわけで、ここ3年間は、年に二回ずつ、燻炭づくりをしている。

 「籾殻燻炭」を作る際、近所迷惑にならないよう配慮しているつもりだが、多少匂いが辺りに広がることを気にしている。そこで、なるべく、天気の悪い日を狙って作業をしている。

ネットによると、「籾殻燻炭」には、下記のような効用があるようだ。

<籾殻燻炭の効用>
★中和——-アルカリ性なので、酸性雨で酸性化した土壌を中和します。
★消毒——-炭の効果で連作障害の予防に効果があると言われています。
★消臭——-多孔質なので、天然肥料の匂いを軽減します。
★通気——-形状が残っているので、土の中に空気が通ります。それによって微生物を活発にし、有機物の分解、発酵を助けます。
★伸長——-くん炭を混入すると土が柔らかくなり、根の伸長を助けます。

(日記 午前中は、数学。午後は、籾殻燻炭を畑にまいたりした。夜は、「交通安全講習会」に参加。安全運転には気をつけなければならないと思っている。)

 
 

故郷の味

24 10月

芋とショウガ

青皿の下、ラジオを聞きながら、のんびりと里芋の収穫。

青空の下、ラジオを聞きながら、のんびりと里芋の収穫。

 今日は、家内と二人で里芋を掘ると決めた。毎年、檀家のものがお寺へ里芋を納めるからだ。同時に、子どもや親戚や子どもたちにも里芋や生姜を送るためだ。

 みごとに晴れ上がった、青空の下、ラジオを聞きながらの里芋掘りだ。ノルマも何もない。のんびりと作業を始めた。隣の畑では組合の里芋収穫。

 ついでに生姜も収穫した。「芋とショウガとうまい米」は、我が村のブランド品だと思っている。「片瀬の生姜」は、その昔はそれなりのネームバリューがあった。

 帰宅してから、少し乾燥させて、親戚や子どもたちに送るように荷造りをした。残りの芋は、保管用に土のついたままのものと、家内の実家の芋洗い機で「洗い子」にしたものに二分した。

片瀬自慢の生姜と収穫した里芋。(家の前で)

片瀬自慢の生姜と収穫した里芋。(家の前で)

 早速、夜は、「里芋の煮っ転がし」と「里芋の煮物(大根、ゴボウ、こんにゃく、揚げなどと一緒に煮る)」にしていただいた。あまりにも美味くて食べ過ぎだった。「洗い子」もたくさんあったので、太鼓仲間のSさんと友人のAさんに電話をして取りに来てもらった。

(日記 午前中は里芋と生姜の収穫。午後は荷造り。そして夕方発送。午後、寸暇を惜しんで数学の参考書作り。慌ただしいが充実した一日だった。ネットで、念願のストリート・アンプを注文した。)

 

 

玄関先で収穫した「ふるさとの味(生姜と里芋)」の荷造り。

玄関先で収穫した「ふるさとの味(生姜と里芋)」の荷造り。

 
 

家庭菜園も有機肥料で

20 10月

恒例の燻炭づくり
 今日は天候が悪そうだ。小雨が降ったり止んだり。こんなときこそ「燻炭づくり」日和だ。洗濯を外で干す人が少ないからだ。

 早速、家内と二人で組合の糠置き場へ出向いて,籾殻用のビニール袋に籾殻を8袋入れて持ち帰った。早速、第一回目の燻炭づくり。種火を専用の器具で覆い、持ち帰った糠を4袋周囲に置いた。

 

午前9時過ぎに燻炭づくり開始。午後1時頃にできあがった。

午前9時過ぎに燻炭づくり開始。午後1時頃にできあがった。

炭化が始まった。燃焼では灰になってしまう。「炭化」と「燃焼」は似て非なるものだ。我が家の三大有機は,六呂師の「堆肥」,「燻炭」,「ボカシ肥料」だろうか。

 家庭菜園は、毎年、狭い範囲で連作を避けながら回しているが、有機肥料のおかげでどうにか持っているのではないかと思う。

 今年も、2回は燻炭づくりをやりたいと思う。気をつけなければならないのは、炭になっているが、完全に火が消えているかどうかを確認することだ。燻亜炭作りが始まると、今年の家庭菜園作業も終盤戦だなあと思う。

(日記 朝市に、籾殻を取りに行き、燻炭づくり開始。→飼う、4時間近くかかる作業だ。時々、火の回りを見なければならない。自分の部屋で数学をしながらの燻炭づくりだった。今日はどちらも作業がはかどった。解くに、今日は、たっぷり数学をすることができた。日本シリーズが気になるところだ。夜は、横浜の孫の『爺ちゃん勉強』。)

 
 

畦草刈り

17 9月

草との戦い
 「一日に一回は農作業をしたり、手伝いをしないと晩ご飯が上手くない」と言う気持ちは、子どもの頃から私の身体にしみこんでいる。

 午前中、稲刈りを終わった後の田んぼの畦の草刈りを行うと決めた。稲刈りの2週間ほど前の8月末に刈った草が伸びている。おまけに、種をたっぷりつけている。

 「防草シート」を張っておいたが、その端にはたくさん草が生えていた。シートの境目は草刈り機を使いにくい。シートが破れる可能性があるからだ。境目は鎌で刈った。

 それにしても、草はよく生える。ヒエもかなり生えている。昔は、ヒエには神経質だった。馬に食べさせても、ヒエの種は消化せず、次の年に生えてくるのだ。

 そんなことを今でも覚えているので、ヒエの混ざった草をそのままにしておくわけにはいかない。何とかしなければならないと思っている。実りの少ない作業だった。それでも、作業をしたという充実感はあった。 

(日記 午前中、草刈り。午後アニメーションの絵を描く。)