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Archive for 12月 20th, 2011

誰が一番力持ち?

20 12月

橋下改革の行方
昨日から橋下氏の市長としての活動が正式に始まった。と言うよりも選挙直後からすでに始まったいると言った方が当たっているかもしれない。

「大阪都構想にはいくつかの壁があり前途多難である」と、評論家やテレビコメンテーターが選挙直後に口をそろえて発言していた。

過半数をとっていない大阪市議会に対する対応、大阪都構想を実現するには国会で地方自治法を改正すること、そのためには国会議員を動かさなければならないこと、そして大阪市民による住民投票をクリアしなければならないことがあるからだという。

しかし、私は評論家が言うほど壁は厚くないと思っている。それは、国会議員などの多くは政治家ではなく政治屋であるからだ。

国民のことを考えるのが政治家で、自分の選挙のことを考えるのが政治屋だそうだ。橋下氏の今日一日の行動を見ると,与野党を問わず橋下氏にラブコールを送っているように思えてならない。

橋下氏の方でも、そのことを理解しているようで協力を得られなければ次期選挙には大阪維新の会から候補者を擁立すると宣言している。政治屋の先生方には強烈なメッセージだ。

ところで大阪都構想とは何か、橋下氏が何を考えているのか、そんなことを知りたくなって、昨日、金沢から帰る途中、松任の本屋で『体制維新-大阪都構想』(橋下徹・境屋太一)を購入した。

そして、今日、済生会病院の待合室で読んでいた。10時頃に病院へ着いて診察が終わったのは、午後2時半過ぎだった。そのため、かなり読むことができた。

橋下氏と境屋氏の対談やそれぞれの考え方、教育改革などについても書かれていてとても興味深かった。帰宅してニュースを見ていると、橋下氏の今日一日の言動がテレビで取り上げられていた。与野党の代表などと会談しているようだった。

大阪市の動向にしばらく注目だ。このように橋下氏に大きな力を与えたのは、大阪市民や大阪府民の一票だ。私達の持っているのは一人一票だ。

しかし、「たかが一票、されど一票」である。集まれば、大きな大きな力となる。もしも、橋下氏が落選していたら、今頃は国民からもマスコミからも忘れ去られていたかもしれない。

しかし、大阪維新の会は、市長選でも知事選で圧勝した。しかも、普段は投票に出かけない若い人達をも投票に向かわせたのだ。変革を求めたのだろう。

考えてみれば、「誰が一番力持ち?」の答えは明白である。今の政治家を選んだのは私達である。私達一般人は国政、県政、市政に関心を持ち「自分に与えられた一票」を有効に生かさなければならない。

村岡小の放課後児童クラブの子ども達の前で、クリスマスソングを演奏。

(日記 先日、ダメージを受けた肋骨が痛い。息をしても、手を動かしても、咳をしても激痛が走る。やりたいことはいっぱいあったが、先ず、済生会病院へ行くと決めた。午前9時に自宅を出たのに、帰宅したのは、午後3時過ぎだった。着替えて、村岡公民館へ。放課後児童クラブの読み聞かせの時間に「5人で絵本を読み、クリスマスソングをオカリナで演奏」するためだ。「オカリナの音が好き」という小学生がいて嬉しくなる。)

 
 

大きな町小さな町

20 12月

近江町市場にて
朝、片山津温泉を出て金沢へ向かう。デパートなどでで買い物をして近江町市場へ向かう。魚や肉から野菜や雑貨などいろんなものがそろっている。所々に食堂などもある。

同じ品物でも店によって多少値段が異なる。一通り回ってから、買い物を始めた。ものによってはかなり安いのではないかと思われる。

月曜日だというのに、かなりの人がいる。金沢市民と共に観光客も買い物をしているようだ。このような市場は、金沢だからできることだろう。

沢山の新鮮な魚介類や野菜などが並ぶ近江町市場で買いもの。

近くに購買人口があるかどうかが大きな問題だ。勝山と福井を比べれば、今やパソコンなどは勝山では購入できない。楽器なども同様だ。書籍なども、福井の方が種類が多い。福井にはあっても勝山にないものが少なくないのだ。

福井と金沢を比べても同じようなことが言えるだろう。福井にないものが金沢にはあるのだ。小さな町では商売にならなくても、大きな町なら商売になるのだ。

町が大きくなれば、近隣からも客を呼ぶことができるのだ。そこに格差が生まれる。こうなると、小さな町だからできることを見つけなければならない。そうでなければ、地方の過疎化は進む一方になる。

夕食は、近江町市場でとった。新鮮な魚の寿司は美味しい。こんな市場が近くにあったらと思う。食生活が豊かになるだろうなと思いながら、金沢を離れた。

途中で、白山市の中心である松任のショッピングセンターに寄った。勝山と比べて人口が多い分、店の数も多く、品数も多かった。大きい町と小さい町の違いは歴然としている。

習い事などの機会も、町の大きさで異なる。町が小さくなると選択肢が少なくなるのだ。しかし、私は、町が小さいからと悲観してはいない。創作活動などは、町の大きさに影響しないと思っているからだ。

それと、インターネットの普及でネット上の学習機会や物品の購入は町の大きさに関係がないからだ。市内の印刷屋さんも、ネットの普及で全国各地からの注文が仕事の8割以上を占めていると聞いた。

私も、ネットで買い物をすることが少なくない。福井でも購入できないものもいくつもあるのだ。今や、若い人達は、ネットでのショッピングをかなり利用しているようだ。

不便を克服しつつ、今この町でできることをたくさんやりたいと思っている。この町の不足や機会のなさを嘆くよりも、この町でできる沢山のことにチャレンジしてみたい。

ケーキのろうそくやイルミネーションの光の中でクリスマスソングを演奏。今年最後のオカリナ教室。

(日記 片山津を出て金沢へ行きショッピング。その後、近江町市場で昼食。さらに、松任で買い物をし、谷峠回りで帰宅した。白峰や北谷では路面にも雪があった。雪の量は市内とは大きな違いだ。午後7時半より、今年最後のオカリナ教室。最後に、クリスマス曲を演奏して教室を締めくくった。)