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田舎劇団誕生か

12 6月

「さわらび会」は踊りの実験の場
  猪野瀬「さわらび会(食生活改善推進員)」は、私にとっては、郷土芸能や余興を実験する場だ。家内も所属しているこの「さわらび会」は、奉仕的に食生活改善の推進の取り組んでいる。

「達者でナ」の練習をする猪野瀬「さわらび会」のみなさん。手塩にかけて育てた馬が博労の仲介で町の人に買われていく寸劇。馬の演技も見もの。

  また、婦人会組織のなくなった今、貴重な女性組織としても機能している。先々週の日曜日に行われた「大師山自然観察会」では、参加者に対して、山頂で「豚汁」を作ってもてなしている。

 一方、6月24日(日)に行われる猪野瀬地区の敬老会では、余興を披露することになっている。私の考えだが、郷土芸能は余興になるが、余興は郷土芸能になるとは限らないと思っている。

 私は、越中八尾の「おわら踊り」のような優雅な踊りを作りたいと予てから考えていた。そして、数年前、「さわらび会」が新年の余興として何かを発表しなければならないと家内から聞いたので、チャンスとばかりに自分の創作した「勝山よいとこ」を彼女たちに発表してもらうようお願いした。

  この歌は、制作に当たって実際に八尾まで出かけて研究し、創作したものだ。これを、食生活改善推進員の「さわらび会」の皆さんに初めて踊ってもらおうとしたのだ。しかも、この踊りは見せる(魅せる)要素の強い踊りとして振り付けしたので、覚えるのも一苦労だったようだ。

  しかし、実際に新年会の余興として発表すると大好評だったようだ。衣装は、越中八尾の小原踊りを手本としたが踊りと歌はオリジナルのものだ。その後、勝山市内では、郷土芸能としていろんなグループがあちこちで踊って下さっている。ありがたいことだ。

猪野瀬「さわらび会」のみなさんのお陰で勝山に広がり始めた新民謡『勝山よいとこ』。

  先週も、勝山市の退職公務員連盟の皆さんが福井まで行ってこの踊りを踊って下さったそうだ。そして、参加した方が「大好評だった」と電話で教えて下さった。

  このグループが、今度は、敬老会で三橋美智也の「達者でナ」の歌をバックに寸劇を披露することになった。というよりも、家内が推薦したのだ。十年余り前に、市内で何度も披露し人気を得ているネタだ。これも福井市まで出かけて披露している楽しい余興だ。

 市内で敬老会に参加する皆さんは77歳以上なので誰もが馬で田んぼを耕したことを知っているので、たぶん懐かしがって下さると思う。私も、子ども時代、馬の餌(ごと)を作るのが割り当て仕事だった。

 今日は第一回目の練習日。猪野瀬公民館で先ず立ち稽古。その後、私と家内が作った馬を使っての練習。「さわらび会」の会員達は、「面白いのう」と口々に言うほど楽しそうだった。やる者が楽しくなければ見ている者も楽しくないだろう。

  踊りや劇は、年配者の健康維持には、食生活改善と共に大いに役立つと私は思う。そんなわけで、私は素人ながら踊りの普及に努めている。民謡、フラダンス、リズムダンス、……何でもいいのだ。「さわらび会」の皆さんと共に、今後も活動したい。

(日記 午前9時より「さわらび会」の余興の指導。昼前後は、区長としての雑務。午後2時から家庭菜園で、様々な作業。すくすく育つ「きゅうり」、「おくら」、「ゴーヤ」、「トウモロコシ」、「カボチャ」、「えんどう」、「じゃがいも」、「各種の豆類」……。家庭菜園万歳。)

 
 

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