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NHKスペシャル“リーダー……”

22 1月

望まれるリーダーの出現
  昨日、NHKスペシャルで『日本でリーダーを生み出す決定打は何か』をやっていた。スタジオで各階各層の人達が討論する番組だ。

  私は、例によってビデオに録り全てを見た。とても興味深かった。私もいろんなリーダーを見てきた。時には、リーダーに仕えもしてきた。

  そんな中で、私が達した結論は、「リーダーとは、組織に自分の能力以上の成果を上げさせること」だろうか。キャパシティーの小さいリーダーは自分が全てをやろうとして、チームはせいぜいリーダーの能力以下の力しか発揮できない場合が多い。

  せっかく何十人、何百人、何千人の組織の上に立つならば、それらの頭脳を活用しない手はないと思うが、実際にはそうはなっていない。官僚を使いこなせない大臣に似ている。

  それともう一つは、日本の社会に反省点がある。それは、減点主義になっている点だ。ミスさえしなければ、昇進していく仕組みだ。テレビでも元官僚が話していたが、よほどのミスさえしなければ、誰でもある程度までは昇進していくのだ。

  従って、これまでは(右肩上がりの時代には)、新しいことにチャレンジする必要がなかったのだ。しかし、混沌とした今の時代はそうはいかない。

  社会も変わるべきだが、学校教育も変わらなければならない。ただ暗記してテストの点数をよくするだけでは、リーダーになれないばかりでなく、今の時代を生きていく力も養われない。

  子どもの頃から、自分の頭で考え、自分の言葉で語る訓練をしておかなければならない。昨日の討論では、教育に対する注文も出ていた。

  そんな中で、“フォロワーシップ”も大切さを語っていた。同感である。(follow=後に続く。フォロワー=follower=後に続く人=部下)

・・・・・  “フォロワーシップ”とは ・・・・・
  フォロワーとは、リーダーを補佐する人のことで部下やチームメンバーをさす。フォロワーシップとは、集団の目的達成に向けてフォロワーがリーダーを補助していく機能のことをいう。 フォロワーには、指示に従って成果を上げるだけでなく、自発的に意見を述べたりリーダーの誤りを修正することも期待される。そのためには、フォロワー自身の実力だけでなく、集団の目的に対する達成意欲や、リーダーとの信頼関係が必要となる。(インターネットより)

 私の考えでは、減点主義の世界やキャパシティー(人間的な幅の広さ)の小さいリーダーの下では、部下はフォロ-ワーシップを発揮できない。

  部下が前向きの意見を述べようにもそれを聞く耳の持たなかったり、理解できないリーダーの下では、部下は、前向きの姿勢で事に当たることができない。また、ミスをした場合には厳しく責められる組織ではそこに属する者は前向きの考えを持つことができない。

   日本の前途や国民の利益よりも、自分の出世や自分の党の利益しか考えられない先輩議員の下では、新人議員は自分を生かすことできない。 “フォロワーシップ”を発揮できないのだ。

  かくして、至る所で閉塞感を持った人間が増えていく。ミスをする事から次の成功に繋がる貴重な体験が得られるということを理解すべきだし、そのような教育を進めることが必要だ。

  失敗を表彰する会社の例が報告されていたが、この会社では、誰もが失敗を恐れずあらゆる事にチャレンジしているため大きな成果を上げているとのことだった。

  人を生かせる者こそ、良きフォロワーを得て、自分が生かされ、次のリーダを育てることができるのだということを肝に銘じておきたい。

力尽きてぐったりするタヌキのタン吉とキツネのコン子。

(日記 ようやく自作紙芝居の絵を描き終えた。今日は、終日、最終調整と印刷作業を行った。いよいよ来週は練習してこの紙芝居をどこかの児童館で実演してみたい。そしていつの日にか、東北のどこかの子ども達の前で演じたいという夢を持っている。今日まで、毎日最低1枚は絵を描いてきたので、23枚全部描き終えることができた。この調子で、これからも自作童話を紙芝居にしたい。“毎日パワー”のおかげだ。)

 
 

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