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Archive for 1月 31st, 2012

雪との共生

31 1月

超高齢化社会の暮らし方
  連日、大雪の情報や雪害がテレビで放映されている。屋根の雪下ろしで亡くなったり怪我をする人も後をたたない。テレビで見る限り、豪雪地帯の雪の量は半端ではない。

  勝山もありがたいことに、今のところ雪は少なくないが、新潟や長野の山間部は大変だ。どうして今日まであのような豪雪地帯で人々が暮らしてきたのだろうか。それは、かつては人手があったからだろう。

  しかし、過疎地では、近年、若者達が働く場を求めて都会へ出たために、高齢者しか残っていない。屋根の雪下ろしで犠牲者となるのは高齢者だ。70歳を越えた人たちがやむを得ず屋根に登らなければならないからだ。勝山も例外ではないが。

  今のままでは、ますます高齢化社会が進み、地域崩壊が進んでいくだろう。我が町も含めて全国的な問題だ。除雪のために、若者達と交流を深めている地区があるとテレビで放映されていた。

  雪のない夏の間も、若者達と交流し、山村の自然や生活を楽しんでいるのだ。そして、山間部の人たちが雪で困っている冬場には応援に駆けつけるという仕組みだ。これも、一つの方法かもしれない。しかし、全ての集落で取り組むことは不可能だろう。

  山間部の建物を減築(増築の反対)し、雪下ろしをしなくてもよいようなコンパクトで強固なものにしておいてはどうだろうか。夏はそこで暮らし、冬は町へ出て集団で暮らす方法だ。登山客で賑わう山小屋も冬場は閉鎖しておき、春から秋は利用するようにライフスタイルを変える方法もあるのではないか。

  出作りのようなライフスタイルだ。高齢者だけでは、豪雪地帯で冬場を生き抜くことは大変だ。雪の問題だけではなく、医療の問題もあり、そこへ至る道路の除雪の問題もある。山間部では常に雪崩の危険があるからだ。

  冬場は、集合住宅で、高齢者同士が仲良く暮らし、春になったら、自宅へ戻り,自然の中で農作業等をしながら生活するのだ。春から秋にかけて都会では味わえない田舎暮らしを満喫し、冬場は集団生活で安心して暮らすことになれば、都会へ出た子ども達も安心するだろう。

  連日報道される、雪国の暮らしの過酷さを考えると、何かよい方法を考えなければならないのではなかろうか。今日、50年後の日本の推定人口が新聞に載っていた。超高齢化社会等という生やさしいものではない。ハイパー高齢化社会になるのだ。今のうちから、冬場を快適に暮らす方法を考えていかなければと思う。

  また、水がある地域は、家の周辺から雪を流す仕組みをまちづくりとして考えなければならないのではなかろうか。雪に強いまちづくりを勝山でも考えるべきではなかろうか。ニュースを見ているといろいろ考えることがある。

(日記 午前中は自作童話を紙芝居化するための脚本作り。午後は、日本の都道府県、各都市、世界の人口などを調べてみた。都市より人口の少ない県があったり、県や市並の人口の国家があったりしている。我が福井県より大きな都市は日本にはたくさんある。ノルウェーなども日本の県並みの人口しかない。いろいろ興味あることが分かった。)