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音楽の楽しさ・・・アドリブ

24 1月

既成の曲の中で創作する面白さ
週末に親爺バンドの合宿新年会がある。福井市、坂井市、大野市、そして白山市、名古屋市などから大学の軽音楽同好会のOBが勝山へやって来る。

その風貌は、どこから見ても私を含めて皆「おじいさん」だ。それが、昔とは衰えた技術でラッパを吹き、ギターを弾き、ドラムを叩くのだ。老いとたたかいながら、忘却とたたかいながら。

爺ちゃん達は、土曜の午後私の事務所のスタジオで練習をした後、居酒屋で新年会をやるのだ。ここでは昔と同じように飲める者はどれだけでも飲む。

そして、越前大仏合宿所で泊まりながら親睦を深めるのだ。翌日の日曜日も午前中は練習。名古屋へ帰る者は雪の中を大変だろう。

OBの中には、昨年秋に新たに楽器を購入した者もいて、皆音楽に目覚めたように取り組んでいる。私もその一人だが。そこで、今日はその日のために、ジャズの編曲を行った。

編曲というと少しオーバーだが、吹奏楽のジャズの楽譜を数人の小編成バンドで演奏できるようにするためだ。メンバー不足をどうしたら、カバーできるかが問題だ。

ところで、ジャズの楽しみは何かというと、アンサンブルとアドリブではないかと思う。曲のテーマとなるメロディーはみんなで演奏し、その後は各自が即興演奏(アドリブ)を行い、再びテーマに戻るのが基本だ。

全ての音楽には、先ずメロディがある。そのメロディーをより美しく響かせるために和音を付けて曲を盛り上げる。メロディーは和音という川の上を流れているのだ。

アドリブは、この川の上でテーマとは異なるメロディーを即興的に演奏するのだ。と言っても、我々素人は即興では和音の上で演奏できないので、あらかじ作っておくのだが。

というのも伴奏陣はメロディーと同じ和音で伴奏をするので、伴奏に合わないメロデーを演奏すると不協和音になってしまうからだ。和音の流れ(川の流れ)の中を流れに乗って自由に船を操るようなものだ。

ところが、船が河から外れとしまったら座礁してしまう。アドリブの面白さは、楽譜で決められた通りに演奏する部分と自由に演奏する部分があるので楽しい。

映画や芝居で脚本にない台詞をしゃべってしまうときも、「アドリブ」と言うが、その場の勢いで自然に出たセリフはアドリブであっても、脚本より優れている場合もあるのではないか。

人生に於いても、決められた路線の中ではあっても、時には自分の思いを込めて脇へそれてみるのもありではないか。それが、また元の路線を歩む力になるだろうから。

(日記 午前中、ジャスの編曲作業。機能までとは全く異なる作業だ。考えながらやっているので時間はかかるがそれでも楽しかった。午後、夕食の買い出しに。何を買おうか結構迷った。それでも、籠いっぱいに食材を買った。その後、100万ボルトでプリンターのインキを7本買った。紙芝居の用紙は、A3ノビなのでインキを沢山使う。その後、市立図書館へ本を借りに出向いた。白山の歴史、歴史雑誌、絵本、紙芝居にする本、植物図鑑などを借りた。その後、事務所へ寄り、図書館の職員と平泉寺の歴史などについて雑談と情報交換。楽しい時間を持つことができた。人と話すことは楽しい。今は、一人暮らしなのでよけいそう思う。いつの日にか、図書館でも紙芝居を演じてみたいものだ。帰宅してからも、編曲作業を継続。そのご、夕食の準備、食事、後始末。結構時間がかかった。)

 
 

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