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報恩講

12 12月

子供時代は楽しみだった
「報恩講」とは、浄土真宗の宗祖(開祖)とされる親鸞聖人の命日の前後に、宗祖親鸞に対する報恩謝徳のために営まれる法要のことで、以前には、各家ごとに行っていた。私たちは、「ほんこさん」と呼んでいた。

村の道場で、会員全員が読経。

村の道場で、会員全員が読経。

親戚の家や近所で行われる「ほんこさん」には子ども達も招かれてご馳走を食べ、こたつで遊んだりしたものだった。ご馳走の方は定番で、各家で採れた野菜中心だった。味噌汁は、「呉汁」と言ってゆでた豆を石臼でひいたものが入っているものだった。

子どもにとっては、ご馳走よりも遊べることのほうがうれしかったことを覚えている。しかし、最近は、家ごとに「ほんこさん」を行うことはほとんどなくなってしまった。

その後、お寺の「ほんこさん」と老人会の「ほんこさん」だけが残っている状態だ。今日は、その老人会の「ほんこさん」だ。道場に集まり、読経の後、会食。料理屋の弁当のほか、役員の作った「ほんこさん料理」も出た。

その後、しばし歓談。昔の「報恩講(ほんこさん)」の話や、身近な話題などでじばし楽しい時間を過ごすことができた。村の人同士の話しをする機会は、めっきり減ってしまった。話すことによってお互いが理解し合うことができるのだ。共同作業やこうした行事には積極的に参加したいと思う。

(日記 午前11時より、老人会の報恩講。午後3時より、福祉健康センター・すこやかで明日の「まちづくり大会」のプロジェクターのリハーサル。帰宅して、明日の資料づくり。)

 
 

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