勝山から横浜へ
所用で息子の住む横浜へ向かうことになった。自宅を出るときは、雪。タクシーを頼んだが、予約でいっぱい。車を駅に置きっぱなしにしたいが、もしもたくさん雪が降って除雪で車を移動したい場合は、迷惑がかかるだろうと、歩いて勝山駅へ。
越鉄で福井へ向かう。真っ白な世界が、雪のない世界へ変わる。しらさぎで滋賀県に入ると、晴れ間が見える。東海道を走る頃には、ほぼ日本晴れ。富士山もくっきり。日本海側が雪になると、太平洋側は空気の澄んだ快晴になるだろうか。
表面的な違いを羨ましく思っても仕方がない。この雪の恵みは春以降のきれいな水につながっているのだと思う。この気候の厳しさは人間の成長の過程でもなんらかの影響を及ぼしていると思う。
世の中にいいとこ取りはないと思っている。それよりも、あるものの良さを生かし、与えられた環境の中で自分を生かす方が良いと思っている。
どこに住んでいようと、時間は等しく流れているのである。冬の厳しさ、寒さが春の暖かさを感じ、人間の感性を豊かにしているのだと思う。東北に豊かな郷土芸能が多く残っているのもわかるような気がする。そんなことを考えながら、空を眺めていた。
(日記 午前9時50分ごろの電車で勝山を出て横浜へ向かった。新横浜で少し買い物をして息子の住む横浜へ到着。数日間滞在する予定。)