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信頼に足るか

05 3月

国会討論から
私は、いろんな作業をしながらラジオで「国会討論」を聞くのが大好きだ。しかし、その中身たるやストレスが貯まる。与党の持ち上げ、野党に対する理事者側の答弁。

果たして、これらの答弁を聞いて国民はまっとうな討論が行われていると思うだろうか。私はどうもそうは思えない。最近では、「責任野党」という言葉までできている。

与党に同調する党を「責任野党」というのだろうか。そうだとしたら、与党の意見に異を唱える党は「無責任野党」ということになるのだろうか。

与党たる者は堂々と野党の意見に耳を傾け、「よいものはよい」、「悪いものは悪い」と堂々と意見を述べてもらいたいと思う。何でも反対、何でも賛成の政治家では、いずれは国民の支持を失うのではなかろうか。

総理以下与党が、教育委員会制度の改革に異常な執念を持っているのも気にかかる。教委の「責任を取らない体質」を盛んに問題にしている。

責任問題を問うというのなら、原発事故の責任をだれがとったというのだろうか。数限りない人がいまだに避難生活を余儀なくされているというのに。

円安で好調な企業がある一方で、何もかもが値上がりして苦しんでいる多くの企業や一般人がたくさんいることもわすれてほしくない。政治家の言動があまりにも庶民とかけ離れているように思えてならない。

国民が政治家を信頼していれば、消費税が上がろうが、多少物価が上がろうが、我慢をするだろうが、今の状況は必ずしもそうではないようだ。終わりの始まりにならないよう、国民の意見に耳を傾けてもらいたいものだ。

(日記 午前中は、区の事務処理。その後、次期区長のTさん宅でしばし歓談。区の運営などについて意見交換。午後は、事務所で数学。充実した時間であった。夜は加藤寛さんの『日本再生最終勧告』を読む。)

 
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