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Archive for 3月 30th, 2014

涅槃団子まき

30 3月
読経の後、住職による『涅槃図』の説明。

読経の後、住職による『涅槃図』の説明。

今年度最後の行事
今日は、区内にある佛母寺の『涅槃団子まき』が行われる日だ。役員は午前9時前に集会所へ集まり、準備作業。

昨日までに作った団子、ストーブ、ワイヤレス放送機器、お供え物などを車に積み込み、山際の佛母寺へ運ぶ。

この団子まきだが、私の子供の頃もあった。食べ物のない時代であり、団子も美味しかったように思う。また、この団子をお守りにして持ち歩いたものだ。特に、蛇よけや魔除けになると信じられていた。

長い間、中断していたが、4年前に復活した行事だ。集まった人たちは、必ずしも、村の人ばかりではない。この寺に足を運ぶ人もあれば、地区周辺の人も来ておられた。

いよいよ待望の団子まき。参加者はだくさんの団子を拾ったようだ。今年も一年いい年になりますように。

いよいよ待望の団子まき。参加者はだくさんの団子を拾ったようだ。今年も一年いい年になりますように。

最初に、住職による読経があり、その後、全員が焼香。そして、住職による講話。涅槃図を示しながら、絵の持つ意味などを話して下さった。そして、いよいよ団子まき。役員は村の法被を着て、団子を撒く。

大人も子どもも持参した袋に拾った団子を詰める。人数に比べて団子の数が多いように思う。皆、たくさんの団子を拾ったようだ。

最後に、子どもたちにお供えのお菓子を配って涅槃団子まきを終えた。渡した地区民のほとんどは、浄土真宗の門徒だ。ところが、この佛母寺は曹洞宗の寺院だ。

かつて、村の先人達が、この寺をこの地に移したという。宝慶寺の隠居寺として長い間、宗派を超えてこの寺を守ってきたのだ。異論のある人もあろうが、日本の宗教のよさは他宗と平和的に共存することではなかろうか。

全てが終わった後、団子を使ったぜんざいを味わう。役員の最後の集まりでもあった。二年間ご苦労さんでした。

全てが終わった後、団子を使ったぜんざいを味わう。役員の最後の集まりでもあった。二年間ご苦労さんでした。

(日記 午前中は、涅槃団子まき。私は、佛母寺奉賛会の会長も兼ねているので、朝からあれこれ忙しかった。全ての行事が終わった後、役員が集まり、団子を使ったぜんざいが振る舞われた。そして、二年間の区長としての役目のほとんどが終わった。事務引き継ぎもしたが、あと少しの残務整理がある。午後最後の書類整理もした。午後4時から、隣の高校生に数学を指導。数学を教えることは私の天職だと思っている。楽しい時間を持つことができた。)