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無ければ……

20 5月

「買う」か「作る」か「諦める」か
  機能は「おもちゃインストラクター養成講座」を受講した。そこで、改めて「おもちゃ」の教育的な価値などについて学んだ。参加してみると、身近なモノを使っていろんなおもちゃが作れることが分かる。

 子どもたちが、自分で作り、それを使って自分で遊べたら最高だ。作る過程でさらに新たなおもちゃを作り出したり、新たな遊び方を考え出すこともできる。

   このように、自ら考えて作るという力は、社会へ出たときに、いろんなところで役に立つはずだ。昔のように大量生産社会では、少数の人間が考え、多くの者がそれを作ればよかった。昔は、少品種大量生産社会だったから、それでもよかった。

 しかし、今は他品種少量生産社会だ。個人のニーズが多様化している。そうなると、創造的な物作りが求められる。創造的なおもちゃ作りは、そうした基本的な能力を育てるのに大いに役立つ。

  また、おもちゃ作りやおもちゃを使って遊ぶことを通して、人間関係を育てることも可能だ。コミュニケーション能力を高めるのにも大いに役立つ。しかし、一方では、あの手この手で、大人達が新たなおもちゃやゲームを作り出して子どもたちに使わせようとしている。

  私たちのように、戦後のモノのない貧しい時代に子供だった者には、無ければ飼うというよりも、無ければ作るか他のモノで間に合わせるという創造力や想像力があったと思う。

親鸞聖人の悩み。息子善鸞を義絶。親子・師弟の関係を絶つ。

  特別のモノを除いて、「無ければ作る」という考え方が身についている。パソコンは簡単には作れないが、購入したパソコンは創造するための最高のツールだ。それは、使い方に制限がないからだ。市販のおもちゃのように、使い方が限定されていないからだ。

 「創造する楽しみ」、「想像する楽しみ」を今の子どもたちに、どうしたら伝えられるか、これが一番の課題だ。画用紙一枚、新聞紙一枚、牛乳パック一つでも、遊びが無限に広がることを子どもたちに伝えられたらと思う。

 また、今の私には、パソコンは、歌、絵、小説や詩……などいろんなモノを作る最高のパートナーだ。無ければ作ればいいのだ。「作る楽しみ」を多くの人達と共に、味わいたい。

(日記 午前中は、紙芝居の絵描き。正月以来描きためてきた絵が、20数枚になった。後2枚で一応完成だ。「毎日パワー」のなせる技だ。一枚の絵の中の建物だけで3日かかったこともある。それでも、コツコツ描いているうちに、完成が見えてきた。午後は、『かたせ瓦版』の編集作業。4ページの内、1ページだけ完成。あと二日で完成させなければならない。)

 
 

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