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適期

07 2月

いつどこで何をやるか
  物事には適期というものがあると思う。高校生を相手にしていた現役時代のことだが、いろんな生徒がいて、部活動に打ち込む者、文化活動に打ち込む者、一生懸命勉強する者、……、など様々だった。

 しかし、一方では、何をしてよいか分からず、テレビや漫画、ゲームなどに多くの時間を費やす者もいた。「何をやってもよいが、今しかできないことをやったら……」と話したことを覚えている。

 ゲームやテレビなら、老後にとっておけばよい。高校時代だからできること、大学時代だからできること、若いうちだからできること、子育て時期だからできること(しておいた方がよいこと)、子育ての時期が終わったらできること、退職してからできること、老後にできること、……、ものには適期があると思う。

 子供が大きくなってから、子育てをもう少しまじめにやっておけばよかったと思っても、後の祭りだ。若いうちに、もっと何かをやっておけばよかったと言っても、遅いだろう。

  ものによっては、いつでも始められることもある。若いうちにやっておかなければ一生できないこともあるかもしれない。あの人は「何々ができるからいいなあ」と思うこともある。

  「大学の4年間アルバイトに明け暮れた」という者もいるだろう。家庭の事情で一定の学資を稼がなければならないことは理解できるが、それだけでは悲しい。いつかは働かなければならないのだし、貴重な4年間をバイトだけで過ごすのはもったいない。

  かくいう私も、アルバイトはかなりやったが、メインは家庭教師だった。小・中・高校生に教えていたが、これは、採用試験の一般教養には役に立ったと思う。

  しかし、バイトの他は、バンドに明け暮れていた。おかげで、仲間もできたし、50年後の一昨年と去年、再びバンドをやり出し、下手ながら演奏会までやることになった。音楽は、私の生涯の友となっている。

 仕事でも何でも、それぞれの時期にしておいた方がよいことはいっぱいあると思う。今、私は、子供や孫達の活動を見つめながら、自由な時間の多い中で、忙しくあれこれやっている。そして、いつの時代も、忘れてはならないことは“健康に気をつけること”だと思っている。

今日描いた一枚。完成までもう少し。

(日記 午前10時より鹿谷公民館で、おばさん達に銭太鼓の指導。近々出番があるということで、熱が入っている。午後は紙芝居の絵を描き始めた。午後4時より、子どもたちの和太鼓の練習をみる。今は、もっぱら、左義長太鼓の練習だ。小学1年生の子もかなり頑張っている。帰宅してから、再び、絵を描き始めた。午後、10時過ぎにようやく今日のノルマの2枚目を描き終えた。創作童話の紙芝居は完成まで残り3枚となった。)

 
 

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