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東北への道

27 11月

何か役立つことがあるのでは
  東日本大震災が発生してからかなりの時間が経った。被災者の皆さん方の状況はテレビや新聞で一部は報道されているが、多くの方々は、将来のも見通しも立たず、苦労しておられるのではなかろうか。

 震災直後は、義援金を送ったり、ボランティアで出かけた人たちも多かったのではなかろうか。私も、わずかながら寄付をさせていただいたが、それで終わったわけではない。

  自分として、本当に役立つ場所があるのではなかろうかと思っている。避難所や仮設住宅で暮らしている方々、あるいは、自分の家をなくしたために親類や縁者、就職先などを求めて全国各地で避難している方々も少なくないだろう。

  そうした方々に対しては、自分には何ができるのだろうかと考えてしまう。小・中学生、あるいは一部の高校生の算数・数学指導に少しは役立つかもしれないし、高齢者の方々には、話を聞いてあげることもできるかもしれない。

主人公となる二匹の“のら犬”。(背景は仮置き)

  一緒に考えさせていただくことができるかもしれない。いずれにしても、「上から目線」ではなく、横並びの立場で何かできたらと思う 。将来を担う子どもたちには、学習指導の他に、読み聞かせや、紙芝居、昔の遊びなどを一緒に楽しむことができるかもしれない。

 是非ともやってみたいことの一つに、創作紙芝居があると思ってきた。現在、幼児や子ども向けには三つ、大人向けには二つの紙芝居を作り、年に何回かは演じている。小さな子ども向けの紙芝居を五つ以上は作りたいと考えている。

 ようやく、いろんなことが一段落したので、今日から再び『創作紙芝居』の制作を始めた。先ず、最初の作業は、童話を紙芝居化するために、画面を分割した。その結果、20枚の絵が必要なことが分かった。

  のら犬が主人公の童話だ。パソコン(フォトショップ)を使ってタブレットで絵を描くので、主人公となる子犬の絵を数枚、それからのら犬のボスの絵を1枚描いた。この紙芝居は、12月18日に「野向保育園」で初披露するつもりだ。

 登場人物となる動物は何枚も描かなければならないので、最初に場面を想定して描いておくのだ。背景は後から描いて組み合わせればよい。これが私のやり方だ。

  20枚の絵を描くことは大変なことだ。しかし、あまり先を見ず、これからは「毎日パワー」で、毎日1~2枚ずつ描き貯めればそのうちにできあがるはずだ。紙芝居ができれば、簡単に自作の絵本もできる。創作は楽しい作業だ。

(日記 午前中から、紙芝居制作を開始した。午後2時半頃、「籾殻燻炭」を作るために、いつものように、煙突を設置し、籾殻を周りに置いて燃やし始めた。できあがるまでに、約五時間はかかるので午後7時過ぎになるだろう。その後も、紙芝居の絵を描き続けた。久々にのんびりした一日だった。)

 
 

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