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Archive for 11月 20th, 2012

答のない方程式

20 11月

「解なし」の方程式をどう解くか
  衆院が解散されていよいよ選挙が始まる。各党や候補者達は、「こうすれば世の中はよくなる」、」「こうすれば経済がよくなる」と、自説を吹聴している。しかし、そんなに簡単に世の中を変えられるのだろうか。まるで正解があるがごとく、マニフェストに掲げて政権を狙おうとしている。

 世の中には、正解のない問題、答えに近いものしかない問題、答えがあるかどうかさえ分からないような問題、……といろいろあるのだ。それを全て、自分は正解を知っていると言わんばかりに、自説を述べる人がいる。

  答に近いものを目指して日々努力する姿は尊いが、政界の皆さんの答は素人が考えても、怪しい場合が少なくない。議員の皆さんにもっともっと勉強してほしいと思うが、それは無理かもしれない。ここ数年の大臣の言動をみるにつけ、まるで中学校の生徒会よりも悪い場合もある。本当に国の先行きを考え、知恵を絞って事に当たっているとは思えない。

 地方に目を移しても、県都の駅前の活性化を図るために、どうすればよいのか、いろんな人たちの議論しているが、思いつきで、答え、あるいは答えらしきものが出るほど簡単な問題ではないと思う。しかし、専門家と言われる人たちが、勝手に青写真を描く。行政は直接自分の懐が痛むわけではないので安易に実行してしまう。

  よからぬ結果が出た頃には、当事者は他の部署に異動しているか、退職してしまっている。責任を取る者がいないのである。そんなわけで、あちこちに莫大な費用をかけた無用の長物が横たわっていても、誰も関心を示さない。 

  プロ野球を例にとると、春のキャンプの頃は、どの球団も活躍しそうに見える。しかし、いざシーズンが始まると、指定席に落ちつくのである。選挙のマニフェストを聞いていると、これで少しは世の中がよくなるだろうと期待するが、しばらくすると、各党は力を合わせるどころか、足の引っ張り合いを演じることになる。

   この間、国民は置き去りである。「復興予算がいつの間にか、何でこんなところに使うの?」と、思われるような状況になったいる。国会議員のチェックがなかったのだろうか。それとも、官僚の悪知恵が働いたのだろうか。それとも両者の阿吽の呼吸でそうなったのだろうか。

 今の世の中、答えがないのに、安易に答えを出すか、それとも、先送りをするかのどちらかである。高速道の無料化、ダムの凍結……、あれは何だったのか。各党が前々から議員定数を問題にしていながら、今回「0増5減」さえ実行できない。自分に都合の悪いことは先送り、そうでなけれ簡単に答えを出してしまう。

 私の知り合いに、「バカらしくなった。俺は絶対に選挙に行かんぞ」と意気込んでいる者もいるが、貴重な一票を無視するわけにも行かない。突然話は変わるが、私の予想通りに、I氏が「民・自・公の3党が協力していきたい」と早くもアピールしている。今回の解散は最初から出来レースだったのではなかろうか。

 子どもの頃から、答えがあるかどうかわからないような問題を解く練習をしておかなければ、これからの世の中は、生き抜いていけないのではないか。他人の出した答えを丸呑みにしていればそれで済むような簡単な時代ではない。

(日記 朝から晩まで『かたせ瓦版づくり』。腰が痛くなった。「世の中の出来事に関心を持つこと」がいかに重要か。「愛する」ことの反対が「無関心」とはよく言ったもだ。これは全てに当てはまる真理だ。家内は子守りで福井へ出かけた。一人で食べる晩ご飯はわびしい。家内がおかずを作って行ってくれたが、それでも……。)