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瓦版の特集記事は……『上丹生』

23 10月

住みよい地区を目指して
  私は月に2度『かたせ瓦版』を発行している。第1木曜日は、A4換算で2ページ、第4木曜日はA4換算で4ページだ。私のように書くことが好きな人間にとっては、いつもページが足りない。しかし、読む人の身になってみるとこれでも多いかもしれない。

  第2木曜日には、何かに的を絞って書きたいと思っている。今回は、「まちづくり」を特集したい。勝山市が、数年前から訪問して交流している滋賀県米原町上丹生について書くつもりで作業を始めた。

  私は、今年たまたま村のTさんから誘われてこの上丹生の『チューリップ祭り』ツアー(勝山市のエコミュージアム協議会主催)に参加した。そして、地域の人たちが一生懸命がんばっている姿を目の当たりにした。

  「チューリップ祭り」だけなら、富山県の砺波の方が遙かに規模も大きく、きれいだ。しかし、この上丹生の取り組みは私たちにまちづくりのヒントを与えてくれている。自分のまちのまちづくりに参考になるところが大きい。

 この上丹生に到着して最初に目に飛び込んできたのは、ネットで囲まれた畑だった。獣害に苦労しておられることがよく分かった。まるで鶏小屋に入って畑仕事をするようなものだった。

  この上丹生は、木彫のまちでもある。村内には至る所に木工所があった。この地区のまちづくりを牽引するのは『プロジェクトK』の皆さんだ。それに広場から見えるツリーハウスは本格的なものだった。

  もう一つ気にとめたことは、この地区が滋賀県立大学と協力して宮城県の南三陸町の田ノ浦地区を支援していることだった。チューリップ祭りの利益も全てこの田ノ浦地区に寄付するとのことだった。

上丹生の方々と勝山市の参加者が一緒に記念写真。私のとなりに寺田さんがおられたがこのときは知るよしもない。(寺田さん:前列左側、私は前列中央)

  私もいつの日にか、東日本大震災で被災されたどこかの地区の子ども達のために何かすることはないかと考えていた。自作の紙芝居を制作して続けているのもそのためだ。『チューリップ祭り』では滋賀県立大学の学生が『ホタテ灯り』を販売していた。

 学生達が京都などのお寺で使用されて廃棄されるロウソクを回収し、それを南三陸町田ノ浦地区の女性達がホタテ貝の殻を使った新たのロウソク「ホタテ灯り」としてよみがえらせ、販売しているのだ。少しでも復興のために役立てようとしているのだ。

  上丹生や田浦地区に興味を持って帰宅した私は、大学生と上丹生の『プロジェクトK』の寺田さんからメールをいただいた。そして、たちまち意気投合してメル友になって今日に至っているという次第である。

  メールの話題は、いろんな分野に及び、とても楽しくメール交換をさせていただいている。そのメールのいくつかを紹介しながら、今回は『かたせ瓦版』の特集記事にしたいと思っている。

  私が、学校現場から市教委に入って一番先に書いた原稿に、「事を成すのは人である」と書いたが、上丹生のまちづくりを牽引しているのは紛れもなく『プロジェクトK』のみなさんだ。そして、その中心となって活躍しているのが寺田さんだ。

  瓦版の特集と言ったが、寺田さんのメールの内容はどれも興味深く、貴重なものだが、紙面の都合で十分の一も掲載することができない。後日、瓦版ではなく、冊子か何かにして多くの人に読んでもらいたいと思う。

(日記 午前中、瓦版づくりのために資料と写真の整理。午後も作業を継続。注文しておいた新しいノートパソコンがやって来た。モバイルパソコンだ。画面もそんなに大きくないし、能力もそんなに高くないが、軽量で持ち運びに適したパソコンだ。私は、人前で話したりするときによく「パワーポイント」を使用するが、こうした場合には持ち運びが楽だ。午後7時半過ぎに、Y君が、故障のため修繕してもらっていたノートパソコンを持ってきてくれた。ついでに、新しいパソコンの設定をしてもらった。)

 
 

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