獣と人間の共生
今朝、我が家に電話が入った。熊が出たと言うことだった。人間だけの立場でものを考えると熊は「害獣」になるのだろうか。熊は確かに怖いし、猪や猿などに畑の作物を荒らされた者には、非常に腹が立つだろう。
現場で熊の糞を見ると、柿などが消化できずに出ていた。人里でこんなものを食べている熊をかわいそうに思った。熊と人間の生活圏が交わってほしくないが、餌がなければやむを得ないだろう。
しかし、この地球の生命の歴史を少しかじってみると、それは人間のおごりというものであろう。ビッグバンが起こり、太陽系ができ、地球ができた頃には、生命は全く存在しなかった。
そんな中から、長い年月をかけてバクテリア(細菌)のようなものが生まれ、徐々に進化して現在の様々な生物に発展してきたのだと思う。ある時期まで皆同じ仲間であったものが、細かく分かれていいったのだ。
ホームページ『恐竜博士になろう』(勝山郷土研究会制作) http://dino.iexam.jp/
猿と分かれた人間は、いつの間にか地球上で傍若無人に振る舞うようになった。そのうちに、人間同士も争うようになってしまった。
地上最強の恐竜が滅んだように、人間も知恵を働かせないと同じ轍を踏まないとも言えない。人間が地球の王者だというおごりだけは持つべきでないと思う。
謙虚になり、必要以上に地球を汚染すべきではない。地球はみんなのものだから。先般の原発事故では人間ばかりではなく、きっと多くの生物の生命をも奪ったことであろう。
そう思うと、我が家のイチジクに群がる蜂を追いやることができない。常に、いくつかの完熟したイチジクが蜂の餌になっているのだ。刺されないようにそっとイチジクを穫っている。我が家のイチジクの木ではあるが。
(日記 午前中、昨年我が家で収穫したニンニクを植えた。果たして、うまく成長してくれるだろうか。その後、家内と花の植え付け。午後は、民謡の振り付けを考え、「じいちゃんバンド」の編曲作業。夕方、『かたせ瓦版』の号外を全戸配布。熊が出たからだ。