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『断捨離』と“もったいない”

20 7月

捨てられない世代
  悲しいかな、私は“モノを捨てられない世代”の人間だ。どんなモノを見ても、「いつか何かで間に合うのではないか」と思ってしまう。そこで捨てないで保存することになる。しかし、いざ使うとなると、それらが即座に出てこない場合がほとんどだ。

  図書館に走るかネットで調べれば出てくるものも多い。例えば、音楽関係の楽譜だ。「いつどこでどんな曲の楽譜が必要になるかわからない」と思う気持ちがあるので、なかなか捨てられない。演歌から、外国の曲、民謡、童謡・唱歌までいろんな本を保存することになる。

  バンドをするかもしれないと思うので、バンドの楽譜も捨てられない。ざっと本箱を覗くと『ビートルズ』、『サザンオールスターズ』、外国の『○○年代ヒットパレード』などがたくさんのバンド関係の楽譜(本)がある。ギターやピアノの他、サックスやフルート、オカリナなどの本も多数。

  滅多に使わないんだから、捨ててしまえばいいのに、捨てられない。じいちゃんバンドをやろうとすると、時々これらが役立つからだ。これに、パソコン関係のマニュアル……、これは使わないうちにバージョンが上がってしまって新しいのを買い換えなければならない。

  どうすればいいのだろうか。結論は出ない。はっきりしているのは、捨てられないモノに囲まれているとストレスがたまるということだ。上手く整理ができればいいのだが、次から次へといろんなことをやろうとするので、きちんと整理する時間をとることができない。

  片付ける時間があったら、他のことをやるという今までのやり方を改めなければならない。実は、パソコンの中も、同様にいろんなファイルを捨てられないでいる。いつかどこかで間に合うのではないかと思うからだ。

紙芝居に登場する歴史上の人物。いつでも呼び出すことができる。一度描いた絵は何度でも使えるようにパソコン内に保存してある。

  外から見えないだけに、よほど上手く整理しておかないと、情報はどんどん増えるばかりだ。一度時間を取って、検索しやすいように整理しなければ、使いたいときに使えない。これもストレスのかかることの一つだ。

  全部捨てて何にも無い部屋にあこがれる。何にもしないならそれでもいいだろうが、あれこれ使用という気持があるので、捨てられない。
私の中には、『断捨離』と“もったいない”が常に闘っている。

(日記 赤尾地区のFさんから頼まれた銭太鼓の曲の作曲作業。近々CDを作るまで進めなければならない。午前中いっぱいかかったが、詞と曲が噛み合っていなかったので、詞を書いたFさんに少し書き直してもらわなければならない。久々の雨だ。パソコンのファイル整理。結構時間がかかる。)

 
 

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