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地に足を着けて何から始めるか

25 5月

上滑りをしていないか?
  滋賀県上丹生の「チューリップ祭り」がご縁で、「プロジェクトK」のTさんとメールを交換させていただくことになった。直接現地でお会いして知り合いになったのではなく、帰宅してしばらくしてからメールをいただいてからだ。

  二人の間に、滋賀県立大学の二人の学生さん(女性)が介在している。というのも、彼女たちは東日本大震災の復興に関わっていたからだ。私も関心があって、ブログのアドレスをメモして渡したのが全ての始まりだ。

  Tさんは理論だけではなく、実践家でおられるので、参考になることが多い。まちづくりなどで、机上の空論を交わすことは簡単だ。しかし、実践家のTさんとのやりとりでは、いつも、何か得るところがある。

  このブログにいただいた最新のメールの中から、私が感心したことをいくつかあげてみると、次のようなものがある。・印はTさんのメールを引用。( )内は私の感想。

 ・夢を叶えるには協力者が必要。所属する「プロジェクトK」のモットーの一つに、「個人の夢を皆で叶える」がある。
 ・個人でかなえられる夢もあるが、個人では叶えられない夢もたくさんある。仲間が集まらないと、どんな素晴らしい夢も夢で終わってしまう。
 ・夢を口に出し、常に前向きな言葉を発していると、それに賛同する協力者が現れる。
 (前向きに生きていれば必ず仲間はできる。私のモットーは、“DREAM & ACTION”。夢も行動を伴わなければ「幻」になってしまう。)

 ・長年の生活の習慣から抜け出せないで閉寒していく地方や田舎がたくさんある。
 ・人は誰かがしてくれるとなると、自分で考えなくなる。
 ・地域の行政は補助金に頼り、住民は同じことを繰り返す暮らしになる。
 ・結局は変えたくない、変えるのがいや、同じようにしていれば考えなくて済むから。
 ・地方と大都市部に様々な差がでるのは、この「考える生活習慣」の違い。
 (“考え泥棒(考えなくてもよいように為すべき事を教える)”は至る所にいる。政治家にも教員にも少なくない。補助金をばらまく行政、それに甘える地域。これでは考える必要もなく、いつまで経っても自立できない。補助金を使いながら、自立していく仕組みを考えなければならない。子どもの勉強でも、解答法を暗記するだけでは社会へ出ても知識が活かされない。「考える癖」は子どものうちから必要だ。補助金のたくさんある自治体では、箱物作りに精を出すのではなく、次の産業を考えておかなければならないと思うが。)

 ・講演会で良い話を聞いても家に帰れば元通り、研修旅行の帰りバスの中で一杯飲み始めたら元通り。よくある話。
(上丹生の帰りのバスの中で、マイクを回して感想を言ってもらおうとしたが、私達夫婦は会員でもなく参加しているので、行きも帰りも進行役は出しゃばりすぎではと思ってやめた。行きのバスでは「マイクをみんなに回して意見や感想を述べる」進行役を務めたが、いろんな意見が聞けて楽しかった。) 

 ・まずはやってみる、やりながら考える、必ず壁に当たる、あきらめないで壁を押し続ける、すると壁を取り払ってくれる応援者が現れる。
・小さな社会、小さな事業では、人とのつながりでしか壁を突破する方法がない。
(人と人との協力で何かができると、楽しさは一人でやるよりも遙かに大きい。成功体験が次への推進力になる。)

 物事をよりよく進めるためには、理論と実践が必要である。そのためには、勉強しなければならない。しかし、実践が伴わなければ勉強したことが活かされない。効果は上がらない。実践しながら、理論との隔たりを少なくしなければと思う。

  理屈だけで何かをやろうとしても、上滑りをして効果が上がらない場合が多い。特に、上から降りてくる事業にそれが多い。自らの頭で考える癖をつけたいものである。形式的に物事をやることを少なくしたい。上滑りに要注意!

 「前途多難。しかし、やり甲斐大いにあり」というのが、今の私の状況だ。「地に足を着けて何から始めるか?」これが今の私の課題だ。長続きのする事を区民の皆さんと一緒にやっていきたい。

子どもや保護者の喜ぶような『子育て支援センターの歌』を作りたい。

(日記 午前中、依頼された歌作り。「子育て支援センター(未就園児とその保護者が集まる)」から「センターの歌」を作ってくれるようにと頼まれた。来月中頃にイベントの中で「制作発表」したいという。作詞は、センター利用の数名の保護者から箇条書きでいただいている。これらを繋ぎ合わせ、補い、校正して歌詞にしなければならない。半日でメロディーはできた。後は、編曲し、カラオケを作ることだ。)

 
 

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