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好きな道で生きることは

24 3月

友達の友達、来る
  先日、友達のAさんから電話がかかってきた。ブレイクダンスの中村剛さんを連れて事務所へ来るということだった。彼は、全国的にも名の売れたブレイクダンサーで日本代表チームの一員として世界大会にも出場しているのだ。

 また、先日、東北・関東大震災のチャリティーイベントとして、JR福井駅西口広場では「チャリティーパフォーマンス~今、できること。」が開かれたが、企画したのが、ブレイクダンスインストラクターの中村剛さんだったのだ。「被災地に今必要なのはお金。ダンスを見てもらって心が動いたら募金してもらいたい」との思いから仲間に開催を呼び掛けたとのことだった。

 福井新聞ニュース http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/27030.html

 私は、ブレイクダンスのなんたるかもよくわからないまま、勝手にこんなものだろうと決め込んで、午前中は勝山のメロディー、「しっちょうめ(左義長で使われる曲の一つ。北陸三大祭りの一つ、三国まつりでも使われている)」をロック調に編曲しようと必死に取り組んだ。

YouTubeで自分のダンスの映像を示して説明してくれた中村剛さん。

  12時を回ってようやく部分的に完成した。早速CDに吹き込んだ。彼らとは午後1時に会うことになっていたので、昼食を食べる間がなかった。それでもCDを持って事務所へでかけた。

  Aさんと中村さんは、約束通り午後一時頃、事務所へやってきた。話していて、彼は、ダンスを広めたいという強い夢を持っていることがよくわかった。

 途中、YouTubeで彼のダンスを見せてもらった。こちらが度肝を抜かれるような激しいダンスだった。驚いてしまった。

  しかし、勝山にいながら、ダンスで飯を食べていくことはかなり困難である。20代後半の彼には若さや時間が十分あるが、ダンスだけで生活するのは勝山では困難である。

  ダンス教室も開いているが、生活できるほどの収入はないという。考えてみれば、好きなことだけで生活することは大変なことだ。作家志望みたいに、生活の糧はアルバイトで稼ぎ、自由な時間は小説を書きまくるというように生活できるだけの最低限の収入を確保しなければならない。

  それでも夢を追いかけたい。そんな気持ちが身体からほとばしっていた。私も、高校時代は漫画家になりたくて一生懸命漫画を描いていたが、途中で夢を諦めざるを得なかった。

  若い人たちが、自分の夢を追いかけることはかなり大変なことだ。それでもプロを目指すか、セミプロで頑張るか、趣味にとどめるか、夢を諦めるか。いつかは、選択を迫られるだろう。

  3人で、色々話し合った。夢を持ち、それに向かって歩み続ける若者を見ていると、エネルギーをもらえる。3人で話しているといろんな企画を思いついた。私にできることは応援したいと思う。

(日記:午前中は、編曲作業。午後は、ブレイクダンス・インストラクターの中村剛さんとAさんと事務所で会う。色々語り合った。夢も話し合ったが、現実の壁に突き当たっている悩みも聞いた。頑張ってほしいと思う。)

 
2 Comments

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  1. 百一

    2011年3月25日 at 12:44 AM

    本文中のAこと百一です。昨日はいろいろ貴重なお話を聴かせていただき、ありがとうございました。またまた元気をいただきました。

    短時間ながらあのような素敵な曲を作られたこと、本当に驚きました。和洋の調和したあの曲でいつかぜひ踊ってみたいです。

    いなかもんさんが曲作りに専念しておられる情景をイメージして、”Dreams come true.” という言葉が浮かびました。

    心で強く思ったことは実現する、これは経験からして真実ですね。逆に言えば、その人が実現したことはまずその人が心に実現しようと思ったことが発端ですね。

     
  2. Norio Yama

    2011年4月15日 at 8:58 PM

    しっかり踊ってもらえるように早く完成させたいと思います。和製ロックのつもりで作っています。でも、私は、まだまだ未熟ですね。