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Archive for 3月 2nd, 2011

情報化社会の功罪

02 3月

自宅で切符を予約
  九州(熊本)で家内の甥が結婚することになり、我々夫婦に招待状が送られて来た。今回は、飛行機で行くことにした。小松-福岡を往復し、熊本で2泊するつもりでいる。

  そこで、インターネットを使ってANA(全日空)の「飛行機+宿泊」プランを予約することにした。日程や人数を入力すると、熊本のホテルが色々画面に示された。

  これらを選択し、カードで支払うことにした。わずかな時間で予約ができた。4月下旬の結婚式のために今朝申し込んだので、「特別割引」で予約できた。

  昨年の春の大阪南港から鹿児島までのフェリー「サンフラワー」の乗船切符も、旅館の割引も、みんなインターネットでできた。しかも、インターネットの方が割引率が大きいのだ。

  この辺りでは手に入れられない音楽関係の機器も全てインターネットで申し込んで入手できた。このように、昔なら考えられないようなことがネットで簡単にできる時代になったのだ。

  私の動向は、このブログによって県外にいる子ども達も手に取るようにわかるようだ。また、知らない言葉が出てきたとき、辞書などはなくても、簡単に調べることができる。

  NHK朝ドラ『てっぱん』に出てくる「尾道焼き」も美味しそうだと思って、ネットで調べてみると、写真入りで作り方を知ることができた。

  そして、最近、数回実際に作って食している。昔と比べて便利さは格段に向上した。しかし、手放しで喜んでばかりもいられない。簡単に情報が入手できるために、誰もが、自ら苦労して情報を得たり、考えることをしなくなっているのではないか。

  大学生など、インターネットの情報を「コピー」し、それらを「ペースト」すれば、苦労せずにレポートなど書けてしまうのだ。「コピペ」は大学の悩みだという。その場をやり過ごすには便利かもしれないが、自ら考える力は身につかないだろう。

  今回の、入試問題漏洩事件も、こうしたネット社会を逆手に取った犯罪なのだ。インターネットにはあら売る情報が氾濫しているが、それらの中には反社会的な情報も溢れている。

  情報選択能力のない者に対しては。その負(-)の部分が悪影響を及ぼすであろう。今、深刻な問題になっている「無縁社会」を増幅させる危険性もはらんでいる。

  人間には、デジタルとアナログのバランスが必要である。高度な情報化によって、これから先、世の中はどのような方向へ進んでいくのだろうか。手放しでは喜んでいられないように思う。

(日記:午前中、『数学のホームページ』作り。午後は、久々に市営プールへ行く。最近運動不足であったので、プールで少し泳いで、たくさん歩いた。また、サウナでも汗をかいた。その後、メロディー作り。最近、メロデーの作り方を変えている。パソコンのベース、ギター、ドラムでロックのリズムを流しながら、それに乗ってギターでメロディー作りを行っている。パソコンは「疲れた」などと文句を言わないのでありがたい。)