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二人だけの忘年会

15 12月

カラオケに昔を想う
  退職してから早くも9ヶ月が過ぎた。私は、自分の集落に属している以外は、組織に属することがなくなったために、日頃、付き合う人の顔ぶれもすっかり変わってしまった。

  義理的な付き合いもすっかりなくなった。肩の力を抜いて日々の生活ができるようになった。しかしながら時々、前職の名前で呼ぶ人がいて戸惑うことがある。

  いろんなことを人に頼まれるが、時間の許す限りはそれらに応じている。ただ、軸足としては。数学の教員であったことだけは忘れないでいたいと思っている。

  今日は家内と二人で忘年会と称して温泉へ来た。食事の後、家内と二人でカラオケルームで1時間半歌を歌った。と言ってもほとんどは30数年前の歌だった。

  石原裕次郎の歌を歌うと、若かりし日の裕次郎の映像が流れて懐かしさが倍加した。特に、私自信に大きな影響を与えたのは、『嵐を呼ぶ男』で裕次郎がドラムを叩く場面だ。

  この姿にあこがれて、大学でドラムを始めた。大学の軽音楽クラブではドラムでバンドのレギュラーになった。演奏会では、「ドラムソロをどう叩くか」をあれこれ考えるのはとても楽しかった。

山代温泉にて

  小樽へ行ったときにも、石原裕次郎館へ立ち寄ったが、そのドラム姿にジーンと来た。思えば遠くへ来たもんだ(青春時代からずいぶん時間が経過した)と懐かしさと共に寂しくもあった。

  今日も裕次郎の若かりし姿を見てそう思った。一日一日を大切にしたいと思った。昔の歌を選ぶと、時々本人の映像が出てくるが、歌が古いので登場する歌手の姿はみんな若かった。

  カラオケの伴奏を聞いていると、編曲が気になった。「なるほど、そのようにして楽器を使い分けるのか」、「この歌はそんなリズムで作られていたのか」と無意識に考えてしまう。

  今日は温泉へ愛用のノートパソコンを持参した。4月に購入してあった無線LANのソフトを温泉でインストールしたため、どこででもインターネットが可能になった。

  このブログも持参のパソコンで書いている。一日も欠かさずに書くことが目標だ。ボケ防止のつもりでもあるし、福井、東京、大阪に住む3人の子供への近況報告にもなっている。

(日記:午前中は数学のホームページづくり。途中で歯医者へ行く。午後、山代温泉へ。妻と二人の忘年会だ。これからの人生は二人で進んでいかなければならない。
  お互いに、 “GIVE & WILL BE GIVEN(相手に尽くそう、そうすれば尽くしてもらえるだろう)”で頑張りたい。“GIVE & TAKE”ではない。)

 
 

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