午後は女子中学生に“和太鼓授業”
毎週、午後の5限目は北部中学校で選択音楽で『和太鼓の授業』を行っている。月曜の午後からの指導なので午前中はのんびりとできる。16名の女子中学生は、いずれも私にとっては孫のように可愛い存在だ。でも、少しおしゃべりだ。
いつも授業の初めに短い話をする。あるときは、『あかおやま』について話した。「和太鼓以上に大切なことは、“あかおやま”です。」と言って説明した。
あ:あいさつ
か:感謝
お:思いやり
や:約束(を守る)
ま:マナー
今日は、事に当たっては集中してほしいということを伝えたかった。
「自分がやろうと思わなければ何事もできない。だらだらとしていては何も身につかない。和太鼓を通して集中することを学んでほしい。和太鼓は将来何の役にも立たないかもしれないが、和太鼓を通して学んだ、“集中する力”はどんな場面でも役に立つ。」
後期は10月から始まりようやく一曲できるようになった。と言っても和太鼓はリズムを正しくたたければよいというものではない。和太鼓をたたく姿勢が大切だ。正しいフォームを身につけなければ見ている者に感動を与えることはできない。
少しずつではあるが、彼女達は上達しているようである。これからも、楽しい和太鼓教室を続けていきたい。そして集中力を身につけて中学校を卒業してほしい。
それにしても、この学校の中学生達はみんなよく挨拶をする。廊下であった生徒達は男子も女子もよく挨拶してくれる。私の方も学校へ通う元気が出てくる。
夜はおばさん達と“オカリナ教室”
毎週、月曜日の夜はオカリナ教室だ。C 管はラシ ドレミファソラシ ドレミファの音が出る。また半音高い音や低い音があるので運指法は簡単なようで難しい。特に、低音や高音はきれいな音を出すことが難しい。
それと、楽しくなるかどうかは編曲次第だ。市販の楽譜も使うが、編曲のよいものは少ない。みんなで同じ音を吹いていてもあまり楽しくない。単純な和音を吹いているだけでも楽しくない。かといって、難しい編曲の譜面は運指が難しく、きれいな音が出ないので、必ずしも適当ではない。
結局のところ、市販の譜面をメンバーの技量に合わせて編曲し直すしかない。これは簡単そうで難しい。時間もかかる。また、同じ曲でも編曲次第では、吹いている者が楽しくなる。
あまり難しくなく、吹き甲斐のある楽譜を探すことは困難だ。市販の楽譜と自分の編曲で乗り越えるしかない。せっかく始まったオカリナ教室だから、今は楽しくて吹き甲斐のある曲を準備することに気をつけている。
(日記:午前中、数学のホームページ作り。途中で歯医者へ行き、歯を抜く。悲しくなる。午後は北部中学校の選択音楽で『和太鼓指導』。その後も、数学のホームページ作り。そして、オカリナの楽譜を準備する、午後7時より『オカリナ教室』。自由時間の多い生活の中でこの二つの教室はアクセントになっている。)