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初めに結論ありき

15 2月

どう理由づけするか
  最近世の中の動きを見ていると、何かを始める場合に、「最初に結論」を置き、それにいろいろ理由づけをしているように思われる。公正に考えて実施できるかどうかを十分検討するというよりも、結論を先に定めて専門家と言われる「ムラ」の住人に、正当性を追認してもらうという印象が強い。

 このような進め方をすれば、我々凡人は簡単に引っかかってしまう。しかし、今後はそうはいかないかもしれない。今、テレビでは、原発の再稼働について放映されている。

 日本原電は原子力の直下に活断層はないと言う。一方、規制委員会は、活断層の疑いがあるという。両者がそれぞれ、自分の都合の良い論陣を張るのではなく、公平に調査し、結論を出してほしいと思うが、実際には、電力会社は再稼働を前面に出している。

 これは、何も原子力の問題だけではない。世の中で問題になっていることの多くが、このように結論を先に置き、それに都合の良い専門家がその正当性を証明しているように思う。何もなければそれでよいが、ひとたび事故が起きると、一般人が大きなダメージを受けることになる。

  今回の原子力発電所の崩壊は、津波のみの影響を受けたのか、それとも、地震の影響を受けたのか、まだはっきりしていないのではないか。というよりも、地震の影響を受けてはいないと言いたい電力会社側は、「現場は暗い」などと理由を付けて政府の調査委員会にも立ち入り検査を許していないと報道されている。

  これも同様の考え方だ。先に地震の影響は受けていないという結論を置き、それに都合の悪いことは極力隠したり、触れたくないようだ。こんな事が、衆院の予算委員会で問題になっている。政治不信は、ますます大きくなっていくように思われる。

  TPPに関しては、与党内でも、結論が分かれている。日本の国益を考えるよりも、自分の選挙を優先したり、党の次回の選挙のことばかり考えているように思われる。特に、地方を地盤とする議員と都会の議員の対立があるように思うが。

  これではいつになっても、政治の信頼は回復しないのではなかろうか。TPPに関しては、一般人に対してあまりにも説明不足になっているのではなかろうか。結局、国民が痛い目に遭い、誰も責任を取らないという状況がこれからも繰り返されるのだろうか。

花の植えつけ作業。春が待ち遠しい。

(日記 今日は、朝からずっと、区の総会のための資料作り。数ページの資料を作らなければならない。金の出し入れとその証拠書類の整理も必要だ。午前、午後と作業を続けたが、まだ終わらない。特に、市との関係があるので、資料作りはかなり複雑だ。夕方、『四季折々の花の咲くまちづくり事業』の一環として、最後の花植え作業。今、各家庭や地区の集会所には花々が寒さの中で静かに春を待っている。春を待つのは人も花も同じではなかろうか。)

村のあちこちのプランターの中で春を持つパンジー達。

 
 

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