かつての日本の二の舞か
中国の大気汚染が最近問題になっている。車の運転もできないような視界の悪さであり、健康にもよくない。急激な経済発展に公害対策が追いつかないようである。陸は海で隔てられているが、空はつながっている。
日本への影響も心配される。このような公害だが、日本も人ごとではなかった。というのは日本も成長する過程で、何度も公害に悩まされ続けたのだ。そして少しずつ、環境問題がクローズアップされるようになったのだ。
日本の、公害の歴史を紐解くと、次のような者が思い出される。
・足尾銅山(公害問題の原点と言われる)
・イタイイタイ病
・四日市コンビナートのぜんそく
・首都圏で光化学スモッグ発生(学校のグラウンドで運動中の小中学生が倒れるなどの被害が出た。)
・カネミ油症事件(北九州市)
・薬害エイズ事件
・その他・・・・・
同様の公害問題で、中国は、今苦しんでいる。中国で問題になった直径2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質も、日本の広い範囲で確認されている。今後も黄砂と共に日本に舞い込むことは確実である。
こうした問題では公害の先進国である日本のノウハウを生かし、公害の発生する原因を突き止め、封じ込めることに日中が協力して取り組んでほしい。それは、日本のためであると同時に、中国のためにもなるのである。
隣国とにらみ合ったいるばかりでなく、環境問題でも積極的に協力して取り組んでもらいたいと思う。中国で起こっていることはつい最近日本で起こったことでもあるのだから。
かつては、首都圏でも「光化学スモッグ」が発生し、屋外での活動が困難であった時期がある。また、首都圏の河川もヘドロでいっぱいだった時期もあるのだ。中国は今そのピークなのだろうか。今なら対策が間に合うのではなかろうか。
それにしても、東日本大震災の大量のガレキが、カナダやアメリカにこれからもどんどん流れ込み、海岸を汚染するのだ。常夏のくに、ハワイ諸島へもどんどん流れていくのだ。自然災害とは言え、その後始末は日本の力で何とかしてほしいものである。
かけがえのない地球を今以上痛めつけないでほしい。次の世代や地球上に生きている全ての動植物のために、これ以上破壊したり汚したりしてはいけないと思う。その災禍は、いつかは人間に帰ってくるのだから。
(日記 今日は久々に絵を描くと決めた。こだわっていると時間はどんどん経ってしまう。猿の顔を少し横へ向けるだけで2時間ほどかかってしまた。1日のノルマは2枚と決めた。休みなく絵を描いて、夕方ようやくノルマを果たした。作業中は、テレビやラジオを聴きながらの作業だった。)