RSS
 

区民の考えを区の運営に生かせるか

02 2月

住民アンケート作成
  「お任せ民主主義」が横行しているように思う。日本がどこへ向かうかよりも、自分の給料が上がるかどうかの方に関心がある国民が多い。しかし、経済の陰に隠れた問題を見逃してはいけないと思う。

  そして、いつか「こんなはずではなかったのに」ということになりかねない。「お任せ」というとかっこよいけれども「無関心」といった方がよいのかもしれない。世の中が思わぬ方向に進んで、泣きを見るのは無関心だった国民と言うことになりかねない。

  小さな区にしてもそうだ。自分の住む地区のことを本気で考えて、行動を起こすことは本当は楽しいことなんだと思う。しかし、がんばって何かが得られたという経験がないと、本当の楽しみも得られないし、次には繋がらない。

 物事を中途半端に行うと、たいした成果が得られない。たいした成果が得られなければ、次への意欲も湧かない。同じようなことを繰り返しているうちにだんだんじり貧になる。この回路を変えなければ何も変えられない。

  どこかで一度、本気になると、それなりの成果が得られる。それなりの成果が得られると、次への意欲が湧く。意欲が湧くとそれなりの成果が期待される。好循環である。

 こんな経験を若い者に是非とも味わってもらいたい。「やったー」という充実感を味わってもらいたい。きっとやり終えたときの、充実感はなにものにも替えられないと思う。きっと反省会も盛り上がるだあろう。

  こんなことを密かに願っている。しかし、一度にこのような回路には入れない。こうなるにはそれなりの手順がいる。先ずは、各種団体毎に、『語る会』を開催し、『住民アンケート』を実施し、区民の意向をつかまなければならないと思う。明日がその出発点だ。

創作紙芝居の1シーン。背景は仮置き。

(日記 午前中は、明日から始まる『役員と語る会』の後に行う『住民アンケート』づくり。明日は、先ず、婦人会の皆さんと話し合いをし、その後にアンケートを実施したいと思う。果たして正直な意見を徴収できるかが問題だ。午後も作業を継続。午後7時から2月の定例役員会。学校で言えば、今は3学期であると同時に、新年度に向けての助走期間となる0学期でもあるのだ。平成24年度のまとめの時期であり、平成25年度の準備期間でもあるのだ。そんな気持ちで役員会を行った。)

 
4 Comments

Posted in 未分類

 

Leave a Reply

 

 
  1. 寺田幸彦

    2013年2月3日 at 9:21 AM

    地元の県立大学で、「近江地域づくり人“交”座」が開催され参加しています。
    豊かな自然と奥深い歴史に恵まれ個性ある発展を遂げてきた近江。
    その個性が形成されるためには、単に自然や歴史に恵まれているだけでなく、様々なめぐみの価値を引き出し、めぐみとめぐみをめぐりあわせ、時間をかけて育み磨くことのできる「人のめぐみ」と、その営みがなければなりません。
    地域社会はいま、時代の潮流の中で、様々に困難な課題を抱えています。
    しかし、そうした困難な状況の中にさえ、あるいはそうした状況の中にこそ価値あるものを見出し、創造的に未来を切り開いてきたのが「人というめぐみ」ではなかったでしょうか。
    “この交”座では、様々なめぐみを見いだし、磨き、つなぎ合わせて、新しい価値や資源創造しながら地域課題を乗り越え、地域再生や地域活性化に挑戦する実践家を招き、その取組みを学ぶとともに、講師と受講者という関係を超えた語り合い、出会いを通じて、それぞれの参加者が自分のめぐみに一層磨きをかけられることを目的としています。
    “交”座には地域の実践者だけでなく、総務省や県職員といった行政の方も講師や受講者として大勢参加されています。
    この中で聞いた言葉を抜粋します。
    ○地域経営は全員野球。
    物が言える人だけが人材ではなく、一人一人にそれぞれの役割とやりがいがある。
    ○反目者は必ずいる。彼らに感動を与え、能力を引き出し、出番を用意する。
     皆に出番があり、補欠はいないというやり方がよかった。
    ○モラルの高い信頼できるリーダーを育成するためには、師匠の存在や人との関係性を通して、人間性を学ぶことができる現場体験が必要。
    ○地域で活動する人材を良く知り、人材と行政・企業・NPO等との間で、それぞれの考えや思いをつなげ、意思決定を迅速にし、短期間で集中して活動を推進し、広げることができる人材が必要。
    ○ボランタリーな精神で地域のために活動する組織のメンバーについては、単に年齢だけで線を引く必要はない。
     機敏さや体力がいる部分もあれば、長年培った知恵や人脈が生かせる部分もある。
     さまざまな年代の人が一緒に活動するのが望ましい。
    ○大人が大人を説得して地域活動に協力させるのは難しいが、子どもの活動に対しては、大人は笑顔で協力してくれる。
    ○子どものうちから、主体的に広く深く地域について学ぶことで、自分のふるさとの誇りを持ち、一度離れても、また戻ってきたいと思うような、多くの人に訪れてほしいと願うような人材が育つ。
    ○昔は家族や地域社会の中で学んできたものを、今の子どもは学ぶ機会が少ないので、ケースメソッドによる教育は非常重要。
    ○地域リーダーが、「出る杭は打たれる」という憂き目に遭うことなく、力を発揮できるように、国などが現地へ訪問したり、事例として取り上げたりすることが必要。
    ○公務員個人がやること=行政ではない。
     しかし、公務員が専門知識を活かして、地域尾自主的な活動を行政や専門機関につなぐことができれば、地域は豊かになる。
    ○難儀した地獄を味わった高齢者は集落の図書館役。
     このような人の話を聞き、経験を活かすことが重要。
    ○地域には様々な職業の人がいる。
     その職業で培った能力をちょっと活かしてもらえれば何でもできる。
    ○連携とは、必ずしも顔をつきあわせて何かを一緒にするということではない。
     関係者が同じ方向に向かって、それぞれに活動しながらもつながっている状態。
     その核には必ず、明確な方向性を持って、多様な主体をつなぎ、主導する人がいる。

    片瀬でのアンケート結果などもまたお教え下さい。

     
  2. Norio Yama

    2013年2月3日 at 9:57 PM

     なるほどと思うことばかり書いてありましたね。参考になります。
     一つの項目についてだけ、自分の考えを述べます。
    「○公務員個人がやること=行政ではない。公務員が専門知識を活かせば地域は豊かになる。」
     公務員が、「“市民”という時、誰を指すのか」。自分が業務上動いているときは、自分は行政(側)だろうが、自分以外のものが進める業務に対しては自分も“市民”であることを忘れがち。公務員も、市民であるという自覚を持ってほしい。自分は市民でないような(行政側である)感覚を持っているものが少なくない。
     それと同時に、「一般市民とは異なる“専門的”な部分」を見せてほしい。そうすればもう少し、地域は活性化するだろう。それぞれ、自分の所属する部署の専門家になるべく勉強してほしい。

     
  3. 寺田幸彦

    2013年2月5日 at 9:58 AM

    市民の行政に対する関心を高め、市職員の意識改革を目的に、市のホームページをフェイスブックに変えて話題になった佐賀県武雄市。
    今度は職員の年俸制を取り入れて話題になっています。

    (以下、西日本新聞掲載記事より)
    佐賀県武雄市は2012年10月から、職員の給与制度の一部に年俸制を導入する方針を固めた。
    年功序列にとらわれず、有能な若手職員を幹部に登用することで、業務の活性化や職員のやる気につなげる狙いがある。

    年俸制職員は、希望者の中から、副市長を中心とした審査委員が実績や意欲を基に選ぶ。
    3年契約で、部長級などの権限と待遇を与え、目標を設定させて3年後に査定。
    実績が上がれば契約を更改、実績が上がらなければ降格される仕組み。

    市は初年度、住民税の徴収率や全国学力テストの成績など目標達成度が分かりやすい業務を中心に、5人程度を選ぶとしている。詳細は今後検討するという。

    樋渡市長は「年功序列だけでは人材の固定化が進み、組織の躍動感は失われる。
    年俸制の導入によって適材適所の人事も可能になり、他自治体にも広がれば、有能な人材の獲得にもつながる」と話している。

    市民同様に行政も意識改革が必要な時代ですね。

     
  4. Norio Yama

    2013年2月7日 at 11:46 PM

     「年功序列にとらわれず、有能な若手職員を幹部に登用することで、業務の活性化や職員のやる気につなげる狙いがある。」
     公務員を例に取りますと、若手が昇格した場合、部下にやる気のない者が集まることになり、組織として活性化しないという悩みがありますね。(辞めさせるわけにはいきませんから。)
      若手に追い抜かれてやる気をなくした者、最初から前向きでない者を若手のリーダーが指導してやる気のある組織(部署)にすることは簡単ではありませんね。
     
     「市民同様に行政も意識改革が必要な時代ですね。」は同感です。

     「やる気をなくしている者を、どうしてやる気のある人間にするか」は、どこの世界でも、大きな課題ですね。リーダーとしての資質が問われるところです。
     どこの組織でも、リーダーとなる人間はそんなに多くは存在しません。いかにリーダーを育てるかは難しいが、大切な問題ですね、