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「存在感」

12 11月

人間の性
  人は誰でも「自分の存在を認めて欲しい」と思っている。意識する、しないにかかわらず「自分が存在していることを他人に認めて欲しい」と思っている生き物だ。

  これは、大人・子ども、男・女に関係なく誰もが持っている感覚だ。もちろん私も例外ではない。問題は、何で他人に存在を認めてもらおうと思っているかだ。あえて意識しているわけではないが、この感覚は自分の身体の中にある事は確かだ。

 自然に振る舞っていても、自分の存在が相手に伝わる人、無理に自分の存在を相手に認めさせようとしている人、いろいろある。このこと自体は悪いことではない。人の進歩を支えている部分があるからだ。

  派手なファッション、ブランド品を持つことを強く願う人、高価な品を買う人、何かチャレンジする人、金で人を動かす人、勝ちに必要以上にこだわる人、政治家等もこの傾向が強い。

 周りを見渡すと、「とかく相手の弱点を指摘しなければ我慢できないような人」がいる。オレは完璧な人間だと言わんばかりである。存在感はあるが、相手にしたくない人種である。おそらく仲間からどんどん疎んじられるであろう。

  また、「過去の自慢話」ばかりしたがる人がいる。しかも、事あるごとに同じ話を繰り返すのだ。特に酒を飲むとひどくなる。私に言わせれば過去に生きる人だ。地方の政治家に多い。

  これも鼻持ちならない。少なくとも、過去は胸の中にしまっておいて、今を生きたいと思う。自分の力以上自分を大きく見せようとしている人もいる。オレはこんな有名人と付き合っているのだ(あるいは知りあいだ)と言わんばかりに。

 周囲の反面教師から学び、無理なく己の信じるところへ向かって進み、結果的に一人でも自分を認めてくれる人がいればそれでいいのと思う。自然体、これが私の望む生き方だ。我ながらまだまだ人間が出来ていない。

(日記 午前中は、宝くじの補助金申請事務。午後2時頃までかかった。見積書を取りにあちこち歩いたりしたからだ。午後は、オカリナ演奏会のための編曲作業。そして練習用CDづくり。午後7時半よりオカリナ教室。演奏会の打ち合わせなどもあったので午後10時近くまでかかった。私の最大の仕事は、編曲作業だ。私がオカリナ教室に関わっているからには、少しでもよいコンサートにしたい……と、無意識に自分の存在を認めてもらいたいと思っているのかもしれない。悪いことではないだろうが、無理をしないようにしたい。)

 
 

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