出るからには舞台に
昨晩は、みんなで遅くまで語り合った。「今後、毎年このOB会を開催すべきかどうか」が話題になった。いろんな意見が出た。しかし、参加者で演奏しなかった者達が、「来年こそは」となるのだ。そうした連中がいるので今年は2バンド増えのだ。
また、今年初めてバンドを組んだ連中が、思い通りの演奏ができなくて来年こそはと張り切ったりするのだ。我がバンドでも、京都にいて本番まで一度も一緒に練習しなかったのに、本番(ハワイアン)で舞台に立つことができた者もいるのだ。
それは、楽譜と演奏したCDを送れば、何とか練習できるからだ。「新しい曲が決まったら教えてください」と昨日も言われた。OB会を楽しみにしているのだ。帰りのマイクロバスの中での話を聞いていると、もうすでに全員来年のことを考えている。
全員が音楽で繋がっているので、懇親会も非常に盛り上がった。誰かが、懇親会の自己紹介で発言していた。「ここへ来ると50年前に戻ることができる。」と。その通りだ。気持ちはあの青春時代に戻ることができるのだ。
私は、ここでは古参の方だ。今回の出席者では年齢は上から3番目だった。ほとんど全員が後輩だ。でも、音楽の話になると年齢は関係がないのだ。誰もが、楽しそうに目を輝かせながらあれこれ夢を語るのだ。
私も、昨日の懇親会の自己紹介で、「……。バンドに関する夢の中で、一つはフラダンスチームと一緒にハワイアンバンドで演奏すること。そして、もう一つは、ジャズのフルバンドで指揮をすることです。……。」と。
前者の夢はすでに今年の夏実現した。後者の“フルバンドで指揮をすること”だが、これは次回のOB会で実現できればと思っている。それには、曲を決め、楽譜とCDを参加者に送ることだ。そして、本番まで練習してもらうのだ。
演奏当日は、少し早めに会場へ来てもらい、合同練習をすることだ。メンバーは、全国に散らばっているので、本番以前に全体
練習をすることは非常に困難だ。でも、今の時代だからこそ、やってみたい気もする。
それと、夫婦で参加する者も、少しずつ増えてきた。私も夫婦で参加したが、今後も増える可能性がある。女性の方が楽器を始めようとしているのも面白い。今の時代だからこそ、いろんな方法で家族で音楽を楽しんでもらえたらと思う。
前回も話題になったが、今年も同じことが話題になった。それは「福井大学の学園祭に出ようではないか」ということだった。バンドを創設した初代メンバーは70歳を超えている。
そうした連中が、20歳前後の若者の前で演奏することは楽しいだろうし、何かを伝えることができるのではなかろうか。若い時代に何か趣味を持っておけば、人生を豊かに生きることができるのではなかろうか。
このOB会では、音楽以外にもいろんな話を聞いた。脳梗塞から復帰したOB話は身につまされる。趣味も話なども出た。これからは健康維持も大きな課題だ。
今回のOBは全員60歳以上だ。軽音楽部は、創立後10年ほどで消滅したからだ。それだけに、このOB会の結束は固い。今後も、この会が存続することを期待したい。私も、毎年オリジナルを発表していきたいと思う。
(日記 午前6時に起床。朝ぶろ。そして朝食。午後8時半ホテルを出て高速で福井へ向かう。途中で、石川県から参加しているN君がCDカセットでカントリーソングを聴かせてくれた。車の中ではいろいろ来年のことが話題になった。N君のウクレレの伴奏で、持参のオカリナを演奏した。途中から家内も合流して3人で楽しい時間を持つことができた。途中で昼食。仲間と別れることがさみしくなった。午後3時少し前に自宅へ着いた。たのしいOB会演奏会であった。)