探したい「できる方法」
何か物事をやろうとすると、人は大きく二通りに分けられる。「できない理由を探す人」と「どうしたらできるかを考える人」の二通りだ。
現役時代も、いつも仲間に話したのは、「できない理由は問題を提示されなくても、述べることができる。」次の三つを言えばよい。「金がない」、「時間がない」、「人がいない」と言えば、だいたいできない理由になるだろう。
民主党のY大臣が講演で述べた「個別の案件については、お答えは控えさせていただきます。」と「法と証拠に基づいて適切にやっております」さえ述べれば法務大臣は務まると言ったようなものだ。
どうせやるなければならないことなら、心を込めてやった方が、一生懸命やった方が、悔いは残らないだろう。また、その方がよい結果が出るだろうし、よい結果が出れば「またやろう」ということになるだろう。
最近の子ども達は、自分で物事をやった経験が非常に少ないのではなかろうか。何もかも、大人達が先回りして用意してあるように思われる。おまけに、全てのことに大人達が関わっているのだ。
これでは自主性が育つわけがない。私達大人は、いかに子ども達の持っている能力を発揮する環境を設定できるかにかかっている。大人達は、見かけの良さや形式にこだわって子ども達を無理矢理一つの方向に導びこうとしているように思われる。
子ども達にも、自由にやらせてみるだけの余裕がほしい。そうでないと、大人になったとき、自ら考え、自ら行動できる人間になれないのではなかろうか。
そうは言っても、物事を進めるのは簡単ではない。個人的なことならいざ知らず、集団を動かそうとすると、自ら動くことはもちろんのこと、やはり同志が必要ではなかろうか。何事にも地道な努力が求められる。
(日記 午前中、済生会でエコーと内視鏡検査。最近体調がよくないので検査をしてもらった。結果はまあまあだった。身体は自分持ちだ。取り替えがきかないので大切にしなければならないと思った。いつまでも若くないんだから。午後は、幼児と保護者向けの紙芝居を作るために、図書館へ本を借りに行った。帰宅後、資料づくり。来週大野公民館で子育てマイスターとしての出番があるからだ。幼児(未就園児)とその保護者が相手なので、なかなか難しい。)
寺田幸彦
2012年7月5日 at 12:01 AM
今、上丹生で取り組もうとしている「冒険遊び場」は、子どもたちに”子どもらしい子ども時代を”がモットーです。
自分自身を振り返っても、最初からうまくできた事など殆どありませんでした。
どんな事でも失敗を繰り返しながら、できるようになっていくものです。
冒険遊び場の先輩でもある渡部達也さんの言葉です。
【遊びに失敗は付き物です。
木に登れない。火がつかない。のこぎりが使えない。
だけど遊びは失敗できるからおもしろい。
失敗するから「できたっ!」の瞬間が生まれる。
木に登らせてあげる。火をつけてあげる。のこぎりで切ってあげる。
泣かないように。やけどしないように。けがをしないように。
それは失敗しないことと引き換えに「できたっ!」の瞬間を奪うこと。
それは遊びの最高におもしろい瞬間を取り上げてしまうこと。
冒険遊び場は子どもたちに最高におもしろい瞬間を手渡そうとする活動です。
「それじゃだめでしょ」「ほらこうやりなさい」「やめなさい」。
その言葉を投げかける前に子どもたちの表情をちょっと覗いてみてあげて下さい。
子どもには子どもらしく生き生きと子ども時代を過ごしてほしいと思う。
未来を担うために、ではなく、「今」そのものを生きてこそ、子どもは輝きます。】
Norio Yama
2012年7月5日 at 9:21 PM
上丹生の、子どもたちに”子どもらしい子ども時代を”がモットーであるというこに感心しています。
子ども時代の失敗は、成功への入り口ですね。
また、私達の子ども時代は、自分で考えていろんなことができましたね。
そして、周囲の人達からいろんな事を学びました。
今の子ども達は、いろんなものに恵まれてはいますが、逆にそれらが子ども達の創造性を奪っていますね。
やまもとゆきこ
2012年7月6日 at 2:28 PM
うちのアスペルガーな長男、自ら考えて行動すること、苦手です。。。それを見かねて私が手を出し、口を挟み、益々考えることを奪ってしまっています。
グッと我慢しなきゃいけないなぁ~と、今は思うのですが、その時になると、なかなか難しいです。
来週は、お会いできるのを楽しみにしております。何か、こちらで準備できるものはありますか?
Norio Yama
2012年7月6日 at 11:06 PM
事前に考えておかないと、感情的になりますね。これは、子どもに対してだけではなく、夫婦の間でも同じではないでしょうか。
子どもに責任はないのですから、冷静に考えて行動しましょう。そして、よいところを引き出してあげましょう。
当日は、マイクさえあれば、いいですよ。何か、役に立つことができるかどうか、多少気にしています。参加者に、何か一つでも、子育てのヒントを差し上げることができたらと思っています。