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第二の人生をいかに過ごすか

06 10月

教員OB会開催
   元教員のOB会(正式名称は別)が開催された。午前b9時半の南小学校近くをバスで出発し、会員を拾いながら、福井市宮ノ下にある「コスモス広苑」へ向かった。減反の田んぼだろうか、広大な広場にコスモスが植わっていた。

   コスモスの植わっている畝の幅が広いので雑草が生い茂っていたのは少し残念だった。遠くから見れば美しく見えるだろうが、近くへ寄ると、雑草が気になった。それにしても、米など農作物を作ればかなりのものが取れるだろうと思われる広大な地面にコスモスが植わっていた。

  この後、「すかっとランド九頭竜」へ行き、温泉に入り、総会が開催された。その後、昼食を兼ねて懇親会が行われた。懇親会の途中で参加者が「近況」を述べることになった。

   それぞれが、地域の仕事をこなしていることがよく分かる。現役時代にはできなかったことを、今、返しているような人も少なくない。私も、そんなところがある。特に、私も、米作りについては,一昨年までは「あなたまかせ」であった。

福井市宮ノ下にある広大な「コスモス広苑」。まだ、5分咲きぐらいであった。

   それぞれが、自分流の生き方で毎日生活しているのだなあと感心した。退職者は一つの基準で大きく二種類に分けられる。一つは、農家の人、もう一つは非農家(街の人)であろう。

  私と同様農家の者は、何らかの形で農業に関係していた。地区の米作りの中心になって頑張る者。自家用米の生産に励む者、ネギを出荷している者。家庭菜園で農作業に励む者。本格的なレベルから楽しむレベルまで様々である。

   退職すると、農家の者は、することがないという状況にはならない。ありがたいことだと思う。私も、今、生き生きできるのは、農作業があるからだ。農作業があるから、他の趣味的なことにも没頭できるのだと思う。

   非農家の人は、自らすることを見つけなければならない。趣味に生き甲斐を見つけて頑張っている人も少なくない。80歳を過ぎても元気で毎日農作業に励んでいるHさんなどを見ていると、私も頑張らねばと思う。大いに励みになった。

  そんな中で、同級生の僧侶野Yさんの話も興味深かった。家族の変化や自分の仕事についての話だが、昔は、「三世代同居」が多かった。その後は、「核家族」になり、今は「ホテル家族」になっているという。

   「ホテル家族」とは、家族がいつ帰ってきたのか、いつ出て行ったのか、いつご飯を食べたのかが全く分からない。家族の一人一人がホテルの宿泊者のようであるとのことだった。そして、今このような家族が増えているということであった。

  一僧侶としては、檀家回りよりも、悩み相談を受けることが多くなったと話していた。数十年前に、『日本には家庭がない』という
本を買ったが、まさに家庭が崩壊しているように感じた。そして、この傾向はますます進んでいくだろうと思う。

(日記 午前9時半から午後4時頃まで、教職員のOB会。平日の真っ昼間に、温泉に入り、仲間と語れることはうれしいことだ。旅行をするにも、平日に出かけることができ、費用面でも助かるとのことだった。私も同感である。帰宅後、和太鼓の新曲の練習用CD作り。)

 
 

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