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春の足音

29 3月

平凡こそ「幸せ」
  ここ3日間ほど朝一人でウオーキングをすることにしている。少し早足で田んぼや住宅の周りを一回りして帰ってきた。とてもよい天気で気持ちがよい。

村の大工さん親子による屋根の補修と補強工事。

  今日も大工さんが屋根の補修と補強のためにやってきた。スノータイヤも替えたので、今日は雪囲いを外すことにした。ほんのこの間、雪囲いをしたばかりなのにもう外す時期だ。

  植木や家の周囲の雪囲いを外し始めると春だなあと思う。冬の寒さや除雪作業の煩わしさもすっかり忘れてしまって、気持ちが新たになる。

うららかな春の日差しの中でままごとやお茶をする孫達。

  孫達は、ピクニックのように家の前で、ままごとをしたり、お茶を飲んだりして、春の日差しを楽しんでいるようだ。毎年繰り返されるが、のどかな一日だ。

  毎日、毎日同じようなことを繰り返すが、何事もなく、同じ事を繰り返すことができるというのも、幸せなことなんだ。被災地の人たちは、こんな平凡なことも叶わないのである。

ほんのこの間、雪囲いをしたのにもう雪囲い外し。春の足音が聞こえる気持ちのよい一日だった。

  屋根工事の方は、屋根の端から約1間(1.8m)ほどの瓦をめくり、瓦の下の裏板もめくって補修と補強工事が進んでいく。大工さんの話では、今までの倍の積雪にも耐えられるだろうとのことだった。

(日記:午前中、雪囲い外し。午後も継続。終日、外での作業。近所の人が時々、大工さんの作業をのぞきにやってくる。うららかな一日だった。)

 
 

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