日本人が坂本龍馬にひかれる理由
昨日は人間の大きさとかリーダーについて書いた。今朝起きて、朝食の後、少しテレビを見ていたが、面白い番組がないので家内が録ってくれた『ミヤネ屋』の坂本龍馬特集のビデオを見ていた。
昨日の私の書いたブログとそっくりな部分が出てきて驚いた。(以下テレビから)
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『龍馬の名言』
1. 「世の人は われをなにとも ゆわばいへ わがなすことは われのみぞしる」
2. 「ことは十中八九まで自らこれを行い、残り一、二を他に譲りて功をなさしむべし」
3. 「俺は議論をしない。もし議論に勝ったにせよ相手の名誉を奪うだけだ。」
4. 「達人の見る目は大したものだとか、なおエヘンエヘン(お姉さんに送った手紙から)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 人間が大きくなければできないことではないだろうか。上記の逆の人間のなんと多いことか。特に、2などはよほどの人間でなければできないことではないのか。
この坂本龍馬特集の最後で臨床心理士の八幡洋氏が、『日本人が坂本龍馬にひかれる理由』を述べていた。同氏の発言は次の通りであった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「坂本龍馬は弱い男ぜよ」
・自分に自信を持ちきれない。
・オレは一番だみたいなふんぞり方をしない。
・いざとなったら無名のパシリでも結構、長州・薩摩のつなぎ役でも結構だと思っていた。
・周りの人の気持ち、なるべく対立がないようにしようという細やかさを持っていた。
よく言われる坂本龍馬の先見の明
「自信のある人」
・自分のやっていることが一番正しいと考える。
・人の良さを認めない。
「龍馬の場合」
・ある程度、自分に自信の無さがあるので人の良さがすぐに分かってしまう。
・自分より優れたものがあると思えば、昨日まで敵対視していた勝海舟からでも学べるものはすぐに学ぼうとする。
・龍馬が自信の無さを持っていたからこそ、先見の明を持ち、状況に柔軟に対応できた。
「弱いリーダーのいいトコどり」
・自分が一番とは思っていないからこそ人の良さを素直に認めて、すぐにそれに学ぼうとする『先取の気質』を持って
いた。
・人間関係、人を大事にするところからくる人と人を結びつける『ネットワーク力』をもっていた。
弱いリーダーだからこそ持ちうる資質を坂本龍馬は持っていた。
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これは八幡氏の意見であって、同調できるところもあればそうでない部分もある。人間が弱いから他人の意見に耳を傾けることができたのか、人間が大きいからそうできたのか。私は後者のほうをとりたい。
ある程度自分に自信があれば、見栄を張ったり、格好をつける必要がないと思う。今晩と明晩、『龍馬伝』の総集編がある。早速、ビデオをセットした。
(日記:午前中、数学のホームページ作り。途中では医者へ行く。午後は洗車。4時頃から孫たちと正月の買出しに行く。夕食後、再び、事務所へ行き、数学のホームページ作り。途中で作業を中止して、孫と風呂へ入るために帰宅。今は、孫との風呂の方を優先したい。こんな時期はあっという間に過ぎてしますのだから。)