フランス・パリで数十万人規模のデモ行進
連続テロ事件のあったフランスで、テロを非難するデモ行進に全土で370万人の国民が参加したという。しかも、この歴史的な規模のデモ行進に世界40カ国の首脳も参加したという。
ドイツのメルケル首相、イギリスのキャメロン首相、さらに、対立しているイスラエルとパレスチナ自治政府の両首脳までもがこのでもに参加したという。「表現の自由」を暴力によって抑えつけさせないというフランス始め世界各国の意思表示がこのような大規模デモに至らせたのだろうか。
フランス革命が掲げた「自由」、「平等」、「博愛」の三原則をいかにフランス国民が重要視しているかということの現れだろうか。フランスの国旗、三色旗も 青は自由、白は平等、赤は博愛を表すとも言われている。フランス人はこれらを命がけで勝ち取ったのだからその重みを私達は推し量るのが困難であるかも知れない。そう言えば、アメリカの「自由の女神像」もフランスがアメリカの独立100周年を祝って贈ったものだという。
私達も、他人事ではなく、こうした自由を守り抜かなくてはならないだろう。ただ、これらの自由には責任が伴うことも忘れてはならないと思う。世界は今多様な価値観の中で揺れているように思う。日本も例外ではないと思う。「多様性の中の連帯」がこれからの重要な課題になっていくのだろう。
思えば今から50年近く前に恩師(私が就職4年目からお世話になったN校長先生)が学校目標として掲げた「人間信頼の感情を育てる」は今も輝きを失っていない。
(日記 今日も終日数学。午後7時より横浜の孫の『爺ちゃん勉強』。終わった後で「家族の合唱」を聞かせてくれた。)