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Archive for 1月 6th, 2015

人口増に沸く離島……クローズアップ現代

06 1月

地域の活性化
昨日のNHKのクローズアップ現代で『地方から日本を変える~人口増に沸く離島』を放映していた。視る前にビデオをセットした。そして番組を見た。(今日も続きがあった。)

最初に、日本海の島根半島沖合約60kmに浮かぶ隠岐諸島のひとつである島根県海士町のまちづくりについての報告があった。本土から船で2、3時間かかる離島に、都会から若い人達が移住し、統廃合寸前だった高校にも、全国から生徒が入学し、学級増になったという。

「徹底した行財政改革を断行するには、自ら身を削らなければならない」」との考えのもと、町長は当選後にまず、自分の給与を50%カットしたのである。ところが、課長以下役場の職員も自ら給与カット(40%から16%)を申し出、2億円の人件費削減に成功したというのだ。そのため、海士町は「日本一給料の安い自治体」となったとのことだ。一方、移住して手に職を持とうとする者には、3年間毎月15万円を役場から補助し、定住化の支援をしているという。また、高校の進路指導にも力を入れている。進学指導も、就職や将来に対する意識改革も進めている。若い人の育成に力を入れているのだ。

このような島民の本気度が、いろんなアイディアを生んでいる。そして、若い人たちが子育てに集まる島、高校生が島外からやってくる島になったのだ。また、新しいシステムを導入して細胞組織を壊すことなく魚介類を出荷できる最新技術を導入して、直接都会の消費者に届けるなどして地域の魚介類や肉牛をブランド化し、立ち上げた会社は黒字を続けているというのだ。

島の人たちの「志」が離島というハンディーを克服して今の時代に人口を増やしているのだ。まさに、“事を為すのは人である”という事を再認識した次第である。

(日記 今日は終日数学。外は雨。静かな一日だった。明日からまた雪が降るという。ブログを書きながら、クローズアップ現代を見ていた。地方の中小企業の創造的な取り組みを見ていた。まだまだ可能性がある。勇気がわいてきた。)