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経済優先が招くもの

05 11月

経済優先社会の副作用
 最近の国会討論を聞いていると、総理の「アベノミクス」とか「経済優先」という言葉がよく出てくるが、よほどの配慮をして政策を実施しないと、大切なことがおろそかになったり、一部の国民にしわ寄せが来ることを忘れてはならないと思う。

 確かに、生きるためには、「経済的な問題」から目をそらすことはできない。しかし、人間が生きるためには、経済だけが大切なものではない。経済は「能率や効率」を優先させ、非人間的な働きを要求することが少なくないからだ。

 経済を優先させるあまりに、国民の健康を無視して「公害」や「薬害」が頻発し、多くの者が犠牲になったことを忘れてはいけない。北朝鮮の関係でも、経済を優先するあまりに「拉致問題」を後回しにした過去があり、そうしたことも影響しているのだろうか。子の問題は今も解決していない。

 経済性を優先するあまりに、安全性を軽く見て原発を推進した国家の責任も軽くはない。そして、それらにお墨付きを与えた御用学者の責任も重大だ。再稼働に当たっては、経済よりも優先することがたくさんあることを忘れてはいけないと思う。

 今また、経済優先の政策の中で、人が機械に使われたり、非人間的は働き方を強要されたりする事態が発生している。そして、心身ともに病む人間が増えつつある。経済は大切であるが、それと同じように大切なものがたくさんあることを忘れてはいけない。「アベノミクス」のおかげで利益を得る人間がいる一方、そのために犠牲を払わざるを得ない国民が多くいることを為政者は忘れないでほしい。犠牲になる人間の救済を忘れないでほしい。

(日記 朝一に電気器具の修理。その後、午前中は雪囲い作業。半分ほど終わったように思う。午後も1時間ほど雪囲い作業。その後、明日の講義『日本の文化について~中国、ミャンマー、インドネシア研修生に向けて~』の資料作り。パワーポイントを使って資料を作成しているが、その一部を変更し、追加した。午後3時から6時まで事務所で数学の参考書作り。家内は、昨日に続いて「いのせ文化祭」の作品作り。充実した時間だった。)

 
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Posted in 政治

 

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