リーダーの出にくい世の中
幕末の時代、その後の日本の行方を決定づける英雄が何人も出現したように思う。日本の周囲から虎視眈々と日本に迫る強国があった。国内で、争っていいる場合ではない。そう感じた下級武士達が国を動かしたのではなかろうか。
目の前で今、坂本龍馬に関する番組を放映しているが、彼もまた幕末という時代が待望した英雄の一人ではなかろうか。時代が生んだと言っても過言ではない。
平成の今の時代、どのような人物を必要としているのだろうか。勝手に坂本龍馬を気取る人は少なくない。日本維新の会の橋下氏もその一人だろうか。坂本龍馬の船中八策になぞらえて基本政策を発表している。
鳩山邦夫氏も、自称“平成の坂本龍馬”を名乗っている。いずれも龍馬に申し訳ないと思う。自分で龍馬を名乗るのは偽物の感がする。
自分の信念で動く人間を、後の世の人が“平成の坂本龍馬”と評するのなら分かるが、自ら龍馬を気取るのは、あまりにも横柄でスケールの小さな人間のすることではないだろうか。
近年はあまりにも自己中心的で、私利私欲に走る人間が多いように思う。今の世の中は、決して安定しているようには思えない。それは、健全な野党が育っていないからではなかろうか。
憲法を変えたいと思うなら、どこをどう変えたいのか、国民の前で大いに議論してほしい。今は、どこをどう変えるかよりも、憲法を変えやすくすることに力点を置いているように思える。このままでは一抹の不安がつきまとう。
出でよ!真の平成の龍馬!!この国の行き先をしっかりと考えられ人間の出現を願う。今こそ、真のリーダーが必要ではなかろうか。国民を説得できるリーダーの出現を待ちたい。
(日記 午前中、スタジオと事務室の清掃。午後は、『かたせ瓦版』の仕上げ作業。その後、紙芝居の描画作業。午後6時から『爺ちゃん勉強』。午後7時半頃からオカリナの練習。1日があっという間に終わってしまった。)