朝礼直後にティラノサウルス出現
パソコンはずいぶん職場に普及した。私が学校から市役所に移った頃は、パソコンと言えば、ほとんど個人持ちであった。そのうちに、グループ毎にパソコンが2~3台ずつ配置され、最後には一人一台となった。
全員に行き渡った頃には、最初の機種は古くなり、入れ替えなければならなくなった。今もこうした状況は続いていることだろう。それは、ハードもソフトも常に進化しているからだ。ネット環境も格段に進歩した。
パソコンで事務効率が上がったかは、簡単に言えないところがある。会議などの資料の枚数が多くなり、それらを作成するために、多くの時間を必要としている。会議では、資料を理解するために、多くの時間を要することになる。
会社によっては、「会議の資料はA4で1枚に納めよ」というところもあるらしい。それまでなら、手書きの原稿をさっとコピーして用を足していたものが、字体や体裁を整えているうちにかなりの時間を使ってしまうことになる。
かつての職場では、朝礼が終わると職員が一斉にパソコンに向かう。その姿は、「ティラノサウルス」に似ていなくもない。各人が前屈みになって両手でキーボードに向かう姿がどことなく「ティラノサウルス」の格好に似ているのだ。
パソコンと言っても、その利用形態は、「ワープロ」か「計算機」か「辞書(ネット利用)」として使うのがほとんどではなかろうか。何のために、パソコンを使うのか、使わねばならないのか、……。これは今も昔も、私に課せられた課題である。
(日記 今日は、 『かたせ瓦版』の発刊日。午前中は、瓦版作り。私は、自宅のパソコンで編集し、それをきれいに印刷して、外でコピーしている。毎月第2、第4の夜はいつもほっとする。区民の中には、おそらく全く読まない人もいるだろうが、「楽しみにしている」という人もいるので、何とか発刊を続けている。その後、区の会計事務を行い、図書館へも立ち寄った。現在制作中の紙芝居『親鸞聖人物語』制作のために、親鸞関係の本を7冊、『絵本のしくみを考える』など絵本関係の本を3冊借りた。親鸞聖人の生涯を理解するのは非常にむずかしい。今日は青空が見える。午後、各班長宅に市の広報誌や『かたせ瓦版』を配った後、家内と二人で平泉寺方面へウオーキングに出かけた。今年は、屋根の雪下ろしをしなくてもよい程度の雪しかないので、晴れた日にはズックでウオーキングができる。去年、一昨年とはずいぶん違う冬だ。)