RSS
 

Archive for 2月 10th, 2013

リーダーに意見の言える組織

10 2月

区の『戦没者法要』とNHKスペシャル『終戦なぜ早く決められなかったか』
  今日は、午前9時半から午後4時半過ぎまで道場(寺)で、区主催の『御法事』と『戦没者法要』が行われた。私も区の戦没者の皆さんのご冥福をお祈りし、焼香した。

  そして、お参りしながら考えた。戦没者の皆さんは、それぞれが若い命を戦場で落とされたのだ。残念だっただろうなと思わずにはいられなかった。その多くの方々が幼子を残して戦地でなくなられたのだ。

  私の同級生も、兄弟4人を残して父親を戦場でなくしたのだ。 犠牲になる人の多くは、一般の人たちだ。政治家の皆さんには、そのことを十分に認識してもらいたい。戦争以外でもそうなる場合が多い。

  帰宅すると、NHKスペシャル『終戦なぜ早く決められなかったのか』を放映していた。後日のために録画しながら見ていた。海外の情報を持ち、これ以上日本は戦えないと分かっていながら、組織の問題から決断できなかったのだ。

説教の中で『紙芝居』をする市内の寺のS住職  そして、広島、長崎を始めとする数十万人の犠牲者を出す結果になってしまった。戦争を終わらせなければならないと多くのリーダーが分かっていながら、決断できなかったのだ。

  重大な決断するときに、リーダーにも堂々とものの言える部下、部下の意見に聞く耳を持つリーダー、多くの情報を分析する能力と組織、……これらが不足していたのだ。そして、これらは何も戦争中だけの話ではない。今でもそうだと思う。

  このような状況は、今もどこにでもあるのだと思う。2つの出来事が私をしてこのようなことを考えさせてくれたのだ。どんな組織でも、リーダーの責任は重い。

(日記 午前9時半より昼食を挟んで午後4時半過ぎまで、道場にて区の『御法事』と『戦没者法要』が行われた。読経があり、説教があった。説教の中で、『紙芝居』も行われた。私も今、創作紙芝居を作っているので、絵と文章の関係をどうすればよいかなど、とても参考になった。私たちは、仏教の基本的なことをほとんど知らないまま仏事に参加している。ここのところを少しわかりやすくできたらと思う。)