一時ではあるが大変
家内が、長女の家へ子守りに出かけた。保育園の迎えの応援をするためだ。核家族で共稼ぎのため何か用事があったり、普段見てもらう人に用事ができたりすると、たちまち、子供達にしわ寄せが行くことになる。
そこで、たまに、我が家の出番となる。人に頼られるうちが花だと言えなくもない。幸いにも、我が家は、今、比較的時間に余裕があるので、助っ人に出かけることができる。それに孫と接することができるというメリットもある。
思い出してみると、我が家もある時期大変だった。私の両親が早くなくなったので、核家族同様に夫婦二人暮らしだった。ただ、3人の子供が3歳になるまでは、家内が自宅で子供をみると決めていたので、私は安心して職場へ行くことができた。
3歳を過ぎた頃から、保育園や幼稚園に子供を預けて家内も勤めに出るようになった。二人とも、用事があるときには、子どもたちは保育園で長時間過ごすことも少なくなかった。
仲間がみんな迎えに来て早く帰る中で、いつまでも迎えの来ない私の子どもたちはきっとさみしかったのだろうと思う。申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。
生まれた直後から、保育園に子供を預ける若い人も少なくないが、一定の年齢に達するまで、子育ては、苦労の多いものだ。特に、病気になったら、大人の生活にも影響が出る。早く大きくなれと願ったものだ。
しかし、子どもたちが大きくなると、なぜか、子育てをしていたあの頃が懐かしい。こう考えるのは私だけではないようだ。もっと、子育てを楽しめばよかった思うこともある。
世の子育て中の若い夫婦にエールを送りたい。 子育ては大変だが、終わってしまうと、さみしくなるものだ。マイナス面ばかりに目を向けないで、どこかに楽しみを見つけてがんばってほしい。
子育て期間中は、親子にとって非常に大切な時期だから、前向きに、子供に関わってほしい。手抜きは、いつか何らかの形で自分に返ってくると思う。日々の生活の中で、小さな楽しみや喜びをを見つけられ人間は、幸せな日々を送ることができると確信している。