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いつまでも諦めないで

18 2月

銭太鼓指導に思う
  私は今、鹿谷町の銭太鼓グループ(メンバー5人は全て女性)の指導に関わっている。メンバーの一人と市営プールで会ったのがきっかけだ。昨年までは月1回の指導だったが、最近は月2回に回数が増えている。出番が近いからだ。

  このグループはずっと銭太鼓を続けているのだ。メンバーの年齢は、70歳代が3人、69歳が一人、66歳が一人だ。そのうち3人は膝などに持病を抱えている。しかし、主に上半身を使う銭太鼓にチャレンジし続けている。

  先ず、このことに頭が下がる。足(膝)が悪かったりすると、出歩くのがおっくうになるが、かの女達は毎週欠かさず練習に励んでいる。そのため、銭太鼓のバチのさばきは勝山では一番上手いと思う。

演技を終えてポーズが決まったところ!(いいぞ!おばちゃん達)

  なぜそのような上手な人たちに、私が関わっているのかというと、音楽のリズムに乗りきれない部分があるので、それを直してあげるためだ。リズム感が悪いという意味ではない。歌の入りが、必ずしも小節の頭から入っていないので、リズムに乗り切れないのだ。

  ある部分は、小節の頭から、ある部分は半拍休んで、ある部分は一拍休んで、ある部分は一拍半休んで、そして、別の部分は2拍休んで……というように、それぞれ歌の入りが異なるのだ。そのため、歌を聴いてばちを振ると、リズムに乗れないのだ。

 そこで、こうした部分を毎回指導させてもらっている。約半年間通って、3曲をマスターしつつある。最初の出番は、来週の月曜日、そして、次の出番が来月の7日だ。練習の合間にお茶を飲み、健康について話すことが多い。

 今日は、「半分主義」について話した。彼女たちの休憩のおやつは、大きなシュークリームであったり、大きなプリンであったりする。膝に負担をかけないようにするには、体重をコントロールしなければならない。

 そのために、「大きいものは半分しか食べない」か、「半分ぐらいの大きさのシュークリームやプリンを買ったら……」などと話した。これは、おばさん達へのメッセージであると同時に、私自身が心掛けなければならないことでもある。

 70歳前後のおばさん達には体のどこかが悪いからといって諦めないで、大丈夫な部分を使っていろんなことにチャレンジしてもらいたい。それは、私自身の気持ちでもある。従って、どんなに忙しくても、彼女たちの指導には喜んで出かけることにしている。がんばれ、おば(あ)さん達!

(日記 午前10時より鹿谷公民館で銭太鼓グループ『すいせん会』を指導。出番1週間前となった。人前で演技しても十分見られるレベルに達した。すごい。練習後、創作民謡『鹿谷ほがらか音頭』の踊りの振り付けを教えてあげた。帰宅して遅い昼食。午後から、夜の十時半過ぎまで総会に向けての区の会計処理。かなり忙しい一日だった。紙芝居どころではなかった。)

 
 

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