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雪に思う

05 1月

雪が降るから春が楽しみ
  雪のマイナス面を数え上げればいくつかはあるだろう。しかし、雪のプラス面に目を向けられる人はそんなに多くないのではなかろうか。雪も度を越すと「魔」が付く。恐怖になる。

ばあちゃんと二人の孫。ソリが気に入ったらしく、何時間も飽きずに滑っていた。

  豪雪時には、恐怖心を感ずる。自宅の下屋の雪下ろし、大屋根の雪下ろし。車庫の雪下ろし、小屋の雪下ろし、事務所の雪下ろし、……、一周した頃には、また最初から雪下ろし。2度目以降は、屋根を掘り出さなければならない。

  56豪雪のときには、確か、12月30日頃から1月15日まで連日雪下ろしでくたくたになった。白魔は恐怖である。しかし、雪が一段落し、日が経つにつれた積雪も少なくなり、春に向かう。

 春一番の南風が吹くと雪が目に見えて減っていき、路面が見え、田畑が顔を出し、土手のあちこちから草が芽吹き始めるのである。そして、桜のつぼみが膨らみ、桜が咲くとようやく春が来たことを実感するのである。春は雪国に住む者の喜びでもある。

 雪の楽しみは何だろうか。子供の頃はスキーが楽しみだった。今のように娯楽の少なかった時代には冬のスキーは楽しみだった。それもスキー場へ出かけてスキーをするのではなかった。

雪を集めた雪山で遊ぶ子どもたち。子供は遊びの天才だ。

 村の中の坂道で、一組のスキーに4、5人が乗って滑り降りたり、村はずれの段々畑で滑ったり、山際の斜面で滑ったりしたものだ。いずれも短いが急な坂さえあれば子どもたちはスキーを楽しんだものだ。

 そんな思い出があるので、自分の子どもたちをスキーに連れて行ったし、今は勝山に住んでいない孫達にも同じように雪に親しんでほしいと願う。雪のほとんど積もらないところに住んでいる子どもたちにとっては、雪はとても魅力的に映るようだ。

  昨日は福井に住む長女の孫達を、今日は横浜に住む長男の孫達を自宅から3kmほどしか離れていない雁ケ原スキー場へ連れて行った。特に、今日は、スキー場の圧雪機などで集めた雪で数メートルの高さの雪山ができていた。

 子どもたちは、この雪山が非常に気に入ったらしく、ソリと交互に遊んでいた。ただ、雪を積んだだけの雪山だが、登ったり尻で滑り降りたりしながら、飽きずに遊んでいた。

去年始めたスキー。もう少し孫に教えたいと思うが年に一度では……。

 しかし、今は、スキー人口が減少しているという。遊びが多様化したのと同時に、寒い時期や暑い時期に外へ出て遊ぶことが苦手な子供が増えたようだ。ゲームの全てが悪いとは言わないが、子どもたちの自由時間を必要以上に奪っているように思えてならない。

  子供は風の子、冬はやっぱり昔の子どもたちと同じように、雪に親しみ思い切って外で遊んでほしい。一方で、大人達は、これ以上、子供の自由時間を奪ってはならないとも思う。

(日記 午前中は、区の事務処理。午前11時から午後3時半まで横浜に住む孫達と雁が原スキー場へ行き、ソリを楽しむ。その後、再び区の事務。そして、午後7時より今年最初の定例役員会。今日は、区の活性化、住みよいまちづくりなどについて話し合った。)

食堂でくつろぐ3人の孫達とそのママ。

 

孫と「はい、チーズ」。今日はスキー場がかなり賑わっていた。

 
 

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