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Archive for 1月 21st, 2013

高齢化社会の問題点

21 1月

老人漂流社会
  日曜日は、自宅にいて作業をしているときは、『新報道2001』とNHKの『日曜討論』を聴いている。時々画面を見るときもあるが、絵を描いているときはパソコンの画面から目が離せない。

  そのままテレビを付けていたら、NHK『明日へ』で「往診先生の挑戦」をやっていた。被災地でがんばる医師の話だった。高齢者になると、医者へかかることが多くなるが、近くには医者はない。

  高齢者は、わずか3分の診察にほとんど一日費やすこともあるとのことだった。それは、車を運転できないし、近くに病院がないからだ。そんな中でがんばる先生の物語だった。

  その中で特に印象的だったのは、「被災地は日本の未来である」と登場する医師が語っていたことだ。超高齢化社会になると、地方はどこも被災地と同じように、医者に診てもらうことが簡単にできなくなるからだ。

  今のうちに手を打たないと、被災地の状況が地方にも顕著になるということだ。近い将来、地方も被災地のような悲惨な状況になるということだった。今のうちから、年金、医療、介護を含めて将来を見通した政策を打ち立てないと大変なことになると思った。

  夜も作業を続けていると、午後10時からNHKで『衝撃“老人漂流社会”』をやっていた。気がかりだったので録画して風呂に入り、家内と二人で風呂から上がってテレビを見た。病弱になり、たらい回しにされる老人の姿が映されていた。

  先週の水曜日にはNHKで日本のこれからと題して『無縁社会』をやっていた。この頃、この手の番組が多い。自分のことではないと思っているうちに、知らぬ間にそうした日々が全ての人間に訪れるのだ。

  そんな中で、100歳の詩人柴田トヨさんの詩を読むと、新たな勇気が湧いてくる。言えそうで言えない言葉が並んでいる。トヨさんは90歳になってから詩作を始めたという。こちらも夢が湧く。トヨさんの二番目の詩集『くじけないで』が160万部を突破したという。

  全ての人にいろんな可能性があることを柴田トヨさんは示している。全ての人が、逃げないで自分から歩み寄れば世の中はもっと楽しくなると思う。一歩の勇気が、気持ちを大きく変えそうである。

(日記 午前中は、『かたせ瓦版』のために先日録音したICレコーダーを再生して必要な部分を文字化した。午後は、紙芝居の絵描き。午後3時から市役所へ。三つの部署を周り、区の課題について情報収集。ある問題は少しずつ進んでいるし、別の問題も可能性がある。未来創造課で短時間懇談。)

 
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