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安倍内閣発足

26 12月

経済優先、デフレ脱却
  左記の衆院選挙で自公は大勝し、民主は予想通り大敗し、第三極の中には善戦したところもある。果たして、どのような世の中になるのだろうか。若者が、将来に希望を持つような世の中にしてもらいたい。

  ただ気になるのは、選挙では重要な問題については名言せずに、もっぱら経済優先・デフレ脱却を掲げて選挙戦を戦った。大勝の勢いを買って暴走しないようにしてもらいたい。

  一例を挙げれば、自民党は「TPP反対」を掲げていた。それは農村部を基盤とする候補者が百数十名も抱えているからだ。結果的には、多くの候補者が当選した。しかし、阿倍氏は、選挙後「TPP反対」の前に前置きをつけて発言しておられるようだ。

  それは「国益を損なうならTPP反対」というものだ。逆に言えば、国益にかなうなら、TPP賛成というわけだ。選挙中は「TPP反対」を声高に叫んではいたが、今は、必ずしもそうではない。今日の記者会見でも新総理はTPPについては言葉に詰まっておられたようだ。

  民主党のていたらくと経済優先の文言に踊らされて問題が霞んでしまったようだ。ちょうど小泉さんの「郵政改革選挙」のときのように。それにしても、健全な野党が育たない風土は国民にとって不幸なことだ。

  何度も言うが、「安全性」と「経済性」を天秤にかけて原発再開を考えることは止めてもらいたい。それにしても、安全か、そうでないのかを決める人間がいないのは不幸なことだ。

 原発の下に活断層があるという学者と、活断層はないという電力会社の対立はいったい何だろう。これまでは、電力会社に安全性の確認を丸投げしていたようなことがありはしなかったか。それが「原子力村」を作ってきたのではないのか。

  野党も、何でも反対ではいずれは国民に見捨てられてしまう。先ずは、私たちは、自民党に託すことになったのだから、その様子を見守りたい。期待と不安があるが。

  国会では種々の問題を十分審議してもらいたい。国民は自民党を船長とする日本丸に乗っているのだから、タイタニック号のごとく氷山にぶつけないでもらいたい。

(日記 午前10時より鹿谷公民館で「銭太鼓」の指導。3月の出番までには、全員上手になるだろう。可能性はかなりあるように思う。帰宅後、明日発行の『かたせ瓦版』の編集作業。もう少し早く編集作業を始めればよかった。)

 
 

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