籾殻燻炭づくり
変な話しだが、曇天を待っていた。それは燻炭づくりをするためだ。晴天だと、隣近所が洗濯物を外へ干したりするために、煙の出る燻炭づくりは適当ではない。できない。雨の日だと、糠がうまく燃えないのでこれも適していない。
今日は、曇りそうだと思ったので、燻炭づくりをしようと決めた。先ず、杉葉をたきつきにし、火を燃やした。その上に燻炭作り用の煙突を置き、その周りに籾殻を4袋置いた。後は、籾殻が黒くなるまで待てばよいのだ。
午後になって、ようやく煙突の周囲に置いた籾殻が黒くなり始めた。午後3時前に、籾殻を広げ水をまいた。こうして、第一回目の籾殻燻炭作りは終わった。今年は、あと、最低2回はやりたい。
私は、自家用と子どもや親戚に配るために野菜作りをしている。安心して食べられるよう、農薬は少しでも減らし、肥料は化成肥料をなるべく少なくし、有機肥料である鶏糞や六呂師の牛糞堆肥をたくさん使っている。
それと同時に、昨年から籾殻燻炭を作って使っている。害虫予防や保温や土壌改良によいのではないかと思っている。作物の根元に撒いたり、土に混ぜたりしている。効果があるのかないのか検証できないが、作物の健康にはよいのではなかろうか。
雪が降るまでに、ニンニクやタマネギの根元にも籾殻燻炭を撒いておきたい。農作物を「食品」とみなすか、「商品」とみなすかで作り方は大きく異なる。後者の場合、見かけをよくするためには農薬は欠かせないだろう。
今年もたくさんの柿が実ったが、私は一度も消毒をしていない。柿の木には、毛虫などたくさんの虫が発生するが、それでも農薬は散布しない。それは柿を「食品」と見なすからだ。見かけはあまりよくないが、自分で食べる場合には気にしないことにしている。
(日記 午前中は、家内と二人で籾殻燻炭作り。そして、オカリナの楽譜作り。午後1時から、明日の『収穫感謝祭』でオカリナを演奏するために村のNさんに家へ来てもらって練習した。朝は3人で演奏するつもりだ。午後4時より『親子太鼓教室』。今日も曲太鼓1曲と『左義長ばやし』の練習をした。もう少しで親子とも櫓に登って太鼓を打てるようになりそうだ。)