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映画を作ってみたい

30 11月

『旅の贈りもの~明日へ』を観て
  温泉の帰路、福井へ寄り、映画を観ることにした。いくつかあったが、その中から県内でロケした前川清、酒井和歌子、山田優主演の『旅の贈りもの~明日へ』を観た。

  主人公の高校時代と退職した現代をだぶらせながらストーリーが進行していくのだ。かなり偶然性の多い筋書きだったが、それでも十分楽しむことが出来た。

  この映画を観ながら考えたことは3つ。1つは、旅をすればそこから日常生活では得られない何かをつかむことが出来るのではと思ったことだ。それが「旅の贈り物」だと思う。

  2つ目は、人は誰でも、いろんなドラマを持っている。その生い立ちは、十分ドラマになるほどだと思う。特に、戦前生まれの人は、敗戦の貧しい時期から、復興し、物質的に豊かになっていく現代までを生きてきているので、それぞれの時期にいろんなことを経験しているのではなかろうか。

今日鑑賞した映画『旅の贈り物』のパンフレット。県内ロケということで特に興味を持った。

  そんな中で、青春時代を過ごし、就職し、結婚し、子育てをしながら、職場で頑張っていき現代に生きる姿はそのままドラマになるのではなかろうか。つまり、人は誰もドラマを持っているということだ。

  自分も、この映画を観ながら、自分の青春時代を思い出していた。それにしても、あっという間の50年だったと思う。これからも時間は早く過ぎ去っていくことだろう。

 3つ目は、映画を作ってみたいという衝動に駆られた。簡単ではないことは分かっているが、記録的な映画でも、ストーリーのある映画でも何でもいい。映画が作れたらと思う。

  先ずその前に、自分の作った歌の背景となる動画を撮影してみたいと思った。そして、出来ればYOUTUBEにアップしてみたい。これはその気になれば出来そうだ。

  とはいっても、歌詞に合わせた演出が必要であろう。そんな練習の後、ストーリーのある動画、つまり映画を作ってみたいと思う。簡単ではないことは分かっているが、チャレンジしてみたいと思った。

  私の高校時代の同級生であるOさんは、現役の映画監督だ。ほぼ毎年のようにテレビ映画の作品を作っている。数年前、撮影中のスタジオを家内と二人で見学させてもらったことがある。

 Oさんは ピリピリした現場で、次々と指示を与え、撮影を進めていた。現場にはかなり張り詰めた空気が漂っていた。そんな中を私と妻はなるべく音を立てないようにあちこち動きながら、現場を見て回った。

 最後には、監督のOさんや主演女優と記念写真まで撮らせてもらった。このときから、映画作りに興味を持った。いつか短編でも撮ってみたいと思った。当時作るならこれだと内容も決めていた。

 そして、今日、県内ロケの映画を見てその想いがよみがえってきた。しかし、これは今のところ未定で“夢のまた夢”になりそうだ。

(日記 ホテル二日目。朝食、入浴、そしてカラオケ。その後、ホテルを出て福井へ。しばらくして昼食。午後、映画『旅の贈りもの~明日へ』を観る。そして、ショッピング。勝山へ向かう。勝山で夕食も外食。かなり充実した二日間だった。普段では得られないモノも得たような気がした。「旅の贈り物」かもしれない。)

 
 

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