楽しい導入講習会
大野市にある遼日産業と中部研修機構から、日本に入ってくる30人あまりの中国人研修生のための導入講習会の講師を頼まれた。今年だけでこれで3度目だ。
私の講座の内容は、日本文化や生活習慣について話すと同時に、よき社会人になるための心得をいろんな例をあげながら話した。私にとっては、楽しい講座だ。
その後、日本の歌『ふるさと』と『四季の歌』を指導した。この部分だけは、私がアコーディオンを弾き、妻が歌って指導した。何度か練習しているうちに、かなり大きな声で歌ってくれるようになった。
それにしても、ずっと座学が続いてので、最後はみんなで踊ることにした。しかし、CDを持ってくるのを忘れた。それで、事務所の人に「何でもいいからCDを貸してください」とお願いした。
すると、テレサテンの歌のCDを持ってきてくれた。このCDを使ってみんなで輪になって踊った。9時から12時まで途中で休憩を入れながら、講義を続けた。こんな仕事が私の元へ来るとはうれしいことだ。
今世の中では、日本と中国の関係が問題になっているが、ここではそんなこととは別に友好を深められたのではないかと思う。研修生たちの真剣な眼差しを見ていると、私たちもしっかりしなければならないと思う。
それにしても、彼らの持っている日本語の教科書を見ていると、日本語って難しいなと思ってしまう。私たちが英語を学んだり、中国を学ぶようなものだ。しかし、彼らは短期間で日本語の日常会話をこなすまでになっているのだ。
日本で働くという明確な目標があるからだろう。当てもなく、勉強しているのではなかなか身につかないだろう。私も、海外研修へ行くまでは、かなり真剣に英語を学んだが、その後は失速している。
最後に彼らに2つのメッセージを送った。1つは、『DREAM & ACTION』。そして、もう一つは、『あかおやま』だ。あ:挨拶、か:感謝、お:思いやり、や:約束を守る、ま:マナーの重要性を伝え、これらを大切にしてほしいと伝えた。
(日記 午前9時より12時まで『中国人技能実習生』の導入講習会の講師。午後3時頃から午後8時近くまで『じいちゃんバンド』の練習。かなり疲れた一日だった。)