さわやか大学オープン講座
高齢者を受講者とする勝山市の『さわやか大学』のオープン講座の講師を仰せつかった。今日は『想いは歌で伝えたい~自作の演歌・民謡でまちづくり』と題して、100名あまりの受講者のみさんの前でトーク&ミュージックによる講座を行った。
さわやか大学の講座風景。
私は、歌を作る場合、何かをテーマにして歌を作るようにしている。それぞれの歌にそれを作ることになった想いがあるからだ。それらを話しながら、講座を進めた。
その中で、「自分が昔美味しかったと思う食べ物」も発表していただいた。昔懐かしい食べものがいろいろあった。
歌を作った想いを述べた後、歌謡教室を主催しているAさんに歌っていただくという形で講座を進めた。歌の内容がよく伝わるように、昨日まで三日間を費やして制作したカラオケDVDで歌詞を流しながら歌っていただいた。
今日、披露した歌は全部で8曲だ。
『母に捧げる唄』
・母の想い、母の苦労などを歌に込め、母への感謝の気持ちを歌にした。
『歌謡浪曲 龍馬』
・混沌とした今の時代、周りを見渡せばいろんな国が迫っていた幕末とどことなく似ている。日本全体よりも藩を大事に下江戸時代、国家よりも個人や党を大事にしているように思われる今の時代、どことなく似ている。これでは駄目だ。出でよ!平成の龍馬!!
皆さんの前で楽しく話すことができた。
『越前祝太鼓』
・子育ては大変であった。しかし、振り返ってみると、感謝すべきはいろいろな思い出を作ってくれた親の私達の方かもしれない。二人で幸せな家庭を築いてほしい。二人の娘に贈るエールでもあります。
『平成夢追い道中』
・平成の今、若者達は高校を卒業すると都会へ出る場合が多い。一度都会へ出たならばそれぞれ夢を求めて頑張ってほしい。長男へのエールでもある。
『望郷南部杜氏の唄』
・勝山の老舗の酒蔵で頑張る南部杜氏のF氏(岩手)の活躍を歌にした。単身赴任した地で、蔵を守り、米と水とに命をかける杜氏の姿は私達に様々なメッセージを送ってくれる。
『片瀬豊年ばやし』
・我が片瀬には百年の伝統を誇る銭太鼓がある。しかし、それは出雲の『安木節』であった。2年前に、それを片瀬オリジナルの民謡『片瀬豊年ばやし』に代えた。この歌は、「農事組合法人かたせ」の主題歌でもあり、まちづくりのシンボルとなる歌でもある。そして、「芋と生姜と旨い米」を特産とする片瀬農業を振興するには、知名度が必要である。「かたせ」をブランド化する戦略の一端を担った郷土芸能でもある。
プロジェクターで映し出されたカラオケDVDに合わせて『母に捧げる唄』を歌うAさん。
『勝山よいとこ』 (民謡隊ひらりの皆さんの踊り付き)
・勝山の良さを歌によって、伝え、市民が自信を持って生きてほしいと願う、新民謡でもある。小原踊りを意識、魅せる民謡としての位置づけもある。盆踊り復活の主題歌の一つでもある。
『勝ち山ほがらか音頭』 (民謡隊ひらりの皆さんの踊り付き)
これも、盆踊り復活の主題歌の一つでもある。各町ごとに、『○○ほがらか音頭』を作りたいと思っている。現在10町のうち、2つの町でできたところである。今後も、各町の歌を作り、盆踊り復活を目指したい。盆踊りは、郷土芸能であり、健康にもよく、やりようによっては、まちづくりにもつながり、さらに進めば、経済的にも好影響を与えると思っている。
最後に、受講者全員で『勝ち山ほがらか音頭』を踊った。帰りがけにいろんな方から、「よかったよ」と声をかけていただいた。受講生でなかったが鹿谷町の銭太鼓の皆さんも見に来て下さった。嬉しかった。
(日記 午前8時にさわやか大学のオープン講座の準備のために福祉健康センター「すこやか」へ出かけた。音響などの準備をして午前9時に講座開始。途中10分の休憩を挟んで午前11時10分に講座を終えた。昼食は外食。そして帰宅して昼寝。途中で、祭りの余興のための臼と杵づ
新民謡『勝山よいとこ』の歌に合わせて踊る「おどり隊ひらり」のみなさん。
くりをしている大工のYさんの作業場へ出かけて材料や臼や杵の大きさなどを確認。午後7時より子ども太鼓の保護者の和太鼓特訓。若いメンバーと一緒に今立で行われる『太鼓魂』に出演するためだ。)
受講者と一緒に最後は『勝ち山ほがらか音頭』を踊りました。
子ども太鼓の保護者の特訓。ヤングママは太鼓が好きそうだ。