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稲の草取り

17 8月

次の世代には草取りは無理かな
   昨日、急に法人の理事長から電話がかかってきた。「明日ヒエ取りに出てもらえんか」とのことだった。私は、退職してからは、よほどでない限り法人の作業には出ることにしている。今朝、午前4時半に起床。午前5時半に法人の農舎前へ行ったら誰もいない。日にちを間違えたのか。

  携帯で理事長に電話をすると「午前6時から作業開始だ」とのこと。30分間違えて早く来てしまった。朝の30分は貴重だ。昼の1、2時間に相当する。午前6時に10数人が集まってきた。

たくさんのクサネムが生え、悪戦苦闘。それでもたくさんの人数で刈り取るのでしばらくするときれいになった。

  法人が預かっている田んぼの中で草の最も多いと思われる所から作業を始めた。法人が同じように除草剤などを撒布しているのに田んぼによって草の生え方はかなり異なる。関係者によれば、除草剤を撒布した直後の水管理によるのだと言う。

 特に最初に入った田んぼは、「クサネム」が多かった。コンバインで稲を刈ったときに、籾の中にクサネムの種が混ざり込むのでとてもやっかいだと言う。場所によっては、群生しているような感じだった。

 ところで水管理だが、我々の法人の場合では、原則、田んぼの持ち主が行うことにしている。しかし、水管理に自信のないものは、法人が隣の田んぼの持ち主など適当と思われる人に管理を任せているのだ。私も、水管理には自信が無いので他の人にしてもらって、畔草取りだけは自分でやっている。

  いろいろ雑談をしながらの作業は楽しい。しかし、午前9時が近づくと暑くなってきた。そこで、今日の作業は終わりとなった。汚れるのでゴムのカッパを着用している。そのため全身汗でびっしょりとなった。こんな作業を次の世代はするだろうか。

 今日作業に参加している人達は、50歳代から70歳代の者だ。子ども時代から何らかの形で農作業を経験したことのある者ばかりだ。未経験の者が、この作業を引き継いでくれるかはいささか疑問が残る。米作りの大部分は機械化されているが、一部にこうした作業が残っている。克服すべき課題だ。

花火を見ていると、何となく夏が終わるという一抹の寂しさを感ずる。少しずつ、秋、そして、冬へ向かうのだ。

(日記 午前4時半起床。午前6時より法人の田んぼの草取り。クサネムが多く閉口。次の田んぼはヒエが多かった。午前9時過ぎに作業終了。その後、帰宅して新曲の楽譜とカラオケCDづくり。月曜日に吹き込みをするからだ。完成したCDを大野市のAさん宅まで持って行った。その帰り明日の木製プランターづくりの材料を揃えた。孫達は、あと2日で20日あまり過ごした我が家から横浜へ帰ることになる。長女家族が来たり、次女が東京から帰省したりしたが、いよいよみんな帰ってしまう。昨日、横浜から息子も帰ってきたので、孫達は大喜び。家族で夏の名残の花火を楽しんでいた。まもなく、夫婦だけの静かな日が始まる。「楽な寂しい」とはこのことか。)

 
 

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