災害は“想定外”でやってくる
最近の自然災害を見ていると、共通した部分が見られる。それは、被災地の高齢者の方々が“異口同音”に「長いこと生きてきたが、こんなことは初めてだ」という発言だ。今回の九州の豪雨災害にしてもそうだ。近年の“福井大豪雨”の際にも同様だった。
昔から言い古された言葉に“災害は忘れた頃にやって来る”があるが、最近はそうではないのだ。それまで全く被害に遭わなかった地域が、あるとき突然大災害に遭うのだ。それまでは、雨が降っても河川が氾濫したことのない地域に、突然大雨が降るのだ。
いつ何時、何が起こるかわからないのだ。現代は、“想定外”の事が起こりうるのだということを私達は肝に銘じておかなければならない。自然災害のに対して普段からどう対処すべきかを考えておかなければならない。
災害に対して備えることはとても大切だ。先の福井豪雨では携帯電話や普通電話や車での連絡網はほとんど機能しなかったという。その後、我が町でも防災無線が設置され、電柱に取り付けられた拡声器によって情報を得られるようになった。
しかし、これらも、今回の豪雨の場合には氾濫した川の水音や雨音によってほとんど聞き取れなかったっという。そうなると、自力で避難することも頭に入れておかなければならないだろう。他に頼るのも大切だが、それらが機能しなかったときには自分で判断しなければならないのだ。
自然災害ばかりでなく、事故もどこで遭遇するかわからない。交通事故は、被害者にも加害者にもなる可能性があるので注意しなければならない。気の毒なのは、通り魔などの被害に遭うことだ。
今、日本は、災害に打ちのめされている。いつどこで何が起こっても不思議ではない状態が続いている。他の地区の出来事を「他人事」だと思わないで、いつ自分の周辺で起こるかわからないということを、常に考えておかなければならない。
(日記 午前8時より、農事法人の依頼により、田んぼの水の取り入れ口の砂利の除去作業。帰宅してからはハワイアンバンドの編曲作業。東京から帰省している次女の助けを借りて、楽譜づくり。午後も、作業を継続。トウモロコシの初採り。午後8時半より横浜の長男家族とウェブカム。孫に、国語の朗読と歌を聴かせてもらった。夏休みに会うのが楽しみだ。)